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【プレバト!!俳句】10月16日<後編>夏井先生の解説と感想まとめ

プレバト!!

10月16日放送『プレバト!!』俳句の詳しい解説です。

点数、査定結果など<前編>はこちら👇

テーマは「ジェネレーションギャップ」です。

テレビで発表された順にいきます。

石野真子 「居待月 門限ずらす またライン」 2位

”お友達の家に遊びに行っている中学生の娘が電話だと怒られるのでLINEで「門限ずらす」と送ってくる”という句。
季語【居待月】[秋]:十五夜の名月のあと陰暦の9月18日に出る月
梅沢さんが「他の季語の方がよかった」と。

●夏井先生の解説✏️
・「居待月」という季語を選んだのは”待”があるからと手に取るようにわかる。
・「居待月」の季語を使う効果がそれほどでもない。「秋の夜」でも十分。
・「秋の夜のLINE」で一旦切れる。それからLINEの内容にいく。
添削後『秋の夜の LINE門限 またずらす
・こうすると上半分と下半分で映像を作れる。
・このやり方を覚えると才能アリに手が届く。

2つの場面の俳句が作れたらかっこいいですよね~😀
私も電話するの面倒でLINEで用事伝えちゃいます😅

ここで次は何位の発表か⋯って時に浜ちゃんが突然、清水アナの方を向いて「腹鳴ってる!」って🤣
清水アナお腹空いてたみたいです。かわいい😚

次は4位。

マユリカ・阪本 「秋の暮れ 知らぬ流行りは 老いた友」 4位

”ミームになって流行るのはうれしいけどよくわかってないというのを哀愁のある季語で表した”という句。
季語【秋の暮れ】[秋]
相方の中谷さんのミュージカルのセリフが流行ってミームになった動画を浜ちゃんが見て「何がおもろいの」って白けててめちゃおもしろかったです🤣

●夏井先生の解説✏️
・相方がミームになっているが、なぜ流行っているのかあなた達は知らないという意味なら才能ナシ。(20点マイナスに💧)
・あなたの言いたいことと文字面が相当離れている。
・言いたいことは流行った理由がわかりませんということ。
・それなら「老いた友」とか書いてる場合じゃない。
添削後『流行の 理由は知らず 秋の暮
・自分の伝えたいことを日本語として伝える練習から始められてはどうか。

阪本さんが「初めての俳句でウキウキしてリングに上がったらボコボコにされた⋯」に対して、
夏井先生「人間ここからの出発です」って🤩
かっこいいですね!✨️

日本語って難しいですよね💧
俳句っぽく書こうとして日本語の注意をされるっていう⋯😅
俳句だと古語もあるし、助詞の使い方とか独特だからな~。
ありのままを書けば良いとは言っても、説明はダメだし散文もダメだし⋯。

お次は5位。

M!LK・吉田 「片耳を 貸せど寄らない 冬隣」 5位

”昔、有線イヤホンだと恋人同士が一緒に聴くために片耳を貸してあげた。今はBluetoothが主流なのでわざわざ隣に行く必要がなくなった。距離を縮めるきっかけじゃなくなった”という句。
季語【冬隣】[秋]:秋も終わりが近く冬が迫っている
梅沢さんが「これじゃちょっとわからない。イヤホンならイヤホンと書けばいい」と。「片耳貸せ!」と言ってるようだと🤣

●夏井先生の解説✏️
・ご本人には書けてるように思われてしまう、そういうタイプの句。
・肝心のたった一言を書き忘れたタイプの才能ナシ。
・「イヤホン」と一言書くだけで意味は通じる。
添削後『イヤホンの 片耳を貸す 冬隣
・このタイプの人は俳句のメカニズムが少しわかるとすぐに上手になっていく。

マユリカ阪本さんが「先生、僕の時ときより優しないですか?」ってショック受けてました🤣

着眼点がいいですね!
確かに!って昔と今の違いに気づいて楽しかったです😀
今回のお題、色々な話が聞けてイイですね!
夏井先生にうまくなるタイプの人って言われると次が楽しみになります。
M!LKの吉田さんまた来てくれるかな~😊

次は3位。

山崎怜奈 「古き名を 知らず笑えず 月見かな」 3位

”目上の方と話している時、楽しそうにトレンディードラマのタイトルや名台詞を言われるが何もわからない”という句。
季語【月見】[秋]
森口さんは「知らず笑えず」が引っかかると。
梅沢さんからは「凡人中の凡人」だと言われてました😅

●夏井先生の解説✏️
・おっちゃんが言うほどボコボコでもない。
・あなたの書こうとする内容は才能アリに辿り着ける要素は持っている。
・「笑えず」や「かな」にしたら俳句らしくなるかと妥協するのが凡人。
・前半はうまくまとめている。「笑えず」は取る。
・「月見」という場所を持ってきたのはとてもいい。
・賑わいの中で自分だけがポツンとひとりぼっちになっているのを表現する。
・「月見の座」とすれば何人かの人がいるのがわかる。
添削後『古き名を 知らず月見の 座の端に
・「かな」はおっちゃんもまだうまく使えてない。(浜ちゃん楽しそう😚)
梅沢さん「余計なこと言うんじゃないよ!」🤣

「かな」って使うの難しいんですね⋯。
なんかすごい使われてる気がしますけど、要注意ですね💦
夏井先生は前に「なり」が使われてる俳句は褒めてましたけど、「かな」も似たような感じかと思ってました💧
添削後のシチュエーションが想像できてツライ⋯😅
目上の人も内輪ノリやめてよ~ってなっちゃう💧

次は1位!

矢柴俊博 「携帯に 縦型ドラマ 父に古酒」 1位

”83歳の父が自分がドラマに出ると楽しみに録画して見てくれているが、TikTokで流れる縦型ドラマはどう見ればいいかわからない。最新ドラマと父の姿の対比”を詠んだ句。
季語【古酒】[秋]
梅沢さんが”これだけたくさんの情報があるのによくこの字面でまとめた。大したもんだ!”と褒めてました😀

●夏井先生の解説✏️
・こんなに情報量の多いエピソードをよく17音に落とし込んだ。
・「携帯に」「縦型ドラマ」・「父に」「古酒」と対句の表現を使っている。
・2つのものを提示することによってジェネレーションギャップを対比で見せている。
・お見事。直しはいらない。

ほんと、お見事ですね!😉
対句の表現、わかりやすくていいですね~。
ま、私が作ろうと思っても作れるわけではないですが😅
矢柴さんは近いうちに特待生になるんじゃないかなと思ってます。
今回の放送では、この句が一番好きですね~✨️

次は、特待生昇格試験。森口瑤子さん。

森口瑤子 「辞書になき 「じぇねぎゃ」をぐぐる 秋の夜」

”娘から”じゃねぎゃ”とLINEで言われて辞書で調べたけど載ってないので結局スマホで調べてわかった”という句。
季語【秋の夜】[秋]
昇格試験ポイント:中七の後半に「ぐぐる」を置いた効果の是非
名人9段 現状維持
先生からの一言「語順!」

●夏井先生の解説✏️
・散文(詩的なリズムや形がない普通の文章)の語順に近い書き方。
・「じぇねぎゃ」が妙に目立っている。
・途中に切れを入れて小細工すると「秋の夜」という季語が主役に立ってくる。
・「じぇねぎゃ」”よ”で1回詠嘆して意味を切る。
・添削後『辞書になき 「じぇねぎゃ」よ 秋の夜をググる
・”を”が「秋の夜」につくことによって過ぎていく時間を表現する助詞に変わる。
助詞[を]:動作が継続する時間を表す
・”を”の働きを変えるだけで季語を立てることができる。

難しっ!😅
”を”の使い方が添削後変わるっていう⋯💧
あと、森口さんの「ぐぐる」がひらがなだったのは理由があるのかな?
慣れてない感を出したかったとか?
森口さん、現状維持が続いててツライだろうな⋯。
次こそ頑張ってほしい⋯!

最後は梅沢さんの締めの一句。

梅沢富美男 「秋の宵 デンモク英字 ばかりなり」

”ディナーショーの歌の練習をするためにカラオケに行ってデンモクを使ったら歌手も曲名も英語ばかりで腹がたった”という句。
季語【秋の宵】[秋]
先生からの一言「凡人の2人に見て欲しい切り取り方」

●夏井先生の解説✏️
・エピソードを俳句にするお手本がこの俳句の中七下五。
・事実のみをそこに絞って書くだけで成功する。
・「デンモク英字ばかり」だけで歌手名、曲名、カラオケと全部わかる。
・”これでいい”と2位と3位の方には強くおすすめしたい。

ほっとしましたね😅
前回<ガッカリ>だったせいで過去10回の成績が2勝だったので💧
やっぱり基本的な俳句は梅沢さんがお手本なのはさすがです~。
さらっとシンプルですんなり情景がわかるのがいいですね😉

次回は10月30日です。

矢柴俊博さんの俳句からこちら。
琉球の刻を刻む風味豊かな古酒飲み比べセットです🍶✨️
蒸留酒である泡盛は糖質、プリン体、脂質すべてゼロ😋