5月21日放送「俳句東西対抗戦」を詳しく解説していきます。
団体戦4試合の結果<前編>はこちら👇
第1試合
「山手線と東北新幹線」で一句。
近藤千尋 「夕虹の 山手線や キッズフォン」
”駅で夕立の後に虹が出たあとの、困った子供達がキッズフォンを手にどうやって帰ろうと不安になっている様子と、キッズフォンで守られてるという気持ちも込めた”という句。
季語【夕虹】[夏]
ダウ90000・蓮見 「上野のキビタキ 萩の月ひとくち」
”東北新幹線に乗って上野に帰ってきてホッとする。キビタキは東北に帰って行き入れ違う”という句。
季語【黄鶲】[夏]:初夏に南方から飛来する夏鳥
【💥ディベート】
(近藤さんの句に)
ジュニアさん「季語が素晴らしい。雨が上がったんだろうなと」
ふくらP「今、景色が綺麗なだけじゃなく、その前に雨が降ってたという過去も描写できる季語。キッズフォンが何かあったから電話するというバランスがいい」
蓮見さん「良い句だと思うが、電車の中から見てる可能性もある。電車の中で電話しちゃダメなんでマナー違反の句」😅
蓮見さん・梅沢さん「東北新幹線がない」
(蓮見さんの句に)
梅沢さん「お題そのもの。「萩の月」が仙台のお菓子。ここを逃さなかったのが大したもん」
ジュニアさん「季語をカタカナにしたら図鑑じゃないんだからと夏井先生に言われた。なぜ漢字にしなかったのか」
西日本 74 ー 👑東日本 77
●夏井先生の解説✏️
(近藤さんの句)
・良い句だった。
・なぜ「夕虹」という季語がよかったのか、ジュニアさん、Pくんが語ってくれた。
・季語をちゃんと把握できている。ディベート点+1点
・「キッズフォン」という物だけに焦点を絞った。
・これによって親が心配して電話をかけてる?子供が不安になった?と、「夕虹」と「キッズフォン」だけで全部読み手に伝わる。
・対抗戦に出たことで実力がポンと上がった。
(蓮見さんの句)
・今回のテーマは難しく、2つ入れるのは無理だと思っていたがちゃんと入れてきた。
・「上野」という地名、「萩の月」というお菓子の名前、季語をしっかりと入れてる。
・「キビタキ」はジュニアさんの指摘のように普通はカタカナで書かない。
・なんであえてカタカナにしたのかちゃんと語れたらよかった。
・”鶲”という字が難しい。俳句は一行に書くので、そのまま”萩”がくっついてくるのであえてカタカナで書くことでどっちも字面を際立てようとしている。
・そういう意図があると思ったのに漢字が書けなかっただけだった。🤣
・ここでディベート点として損をしたが、作品としてこっちに分があった。
近藤さんの句は情景がスッと思い浮かんでいいですね😀
ふくらPの言うように雨が降った後だとわかる綺麗な季語ですし。
蓮見さんは「上野」「キビタキ」「萩の月」とお題に忠実ですね。
調べたら、黄鶲のオスは黄色い体の夏鳥で鳴き声もかわいかったです💕
第2試合
「大阪名物・いか焼き」で一句。
さや香・新山 「薄暑のデパ地下 義祖母にいか焼きを」
”阪神百貨店の地下のいか焼きが妻のおばあちゃんが好きで買っていくことがあった。義祖母という言葉が妻との関係性も見えてきていいと思った”という句。
季語【薄暑】[夏]
ニューヨーク・嶋佐 「最終ののぞみ 麦酒といか焼きと」
”大阪の劇場で漫才をしても日帰りになってしまう。大阪を感じられずに終わってしまうので、いか焼きとビールで新幹線で大阪をギリギリ感じながら帰る”という句。
季語【麦酒】[夏]
【💥ディベート】
(新山さんの句に)
ふくらP「”薄暑”と”デパ地下”で冷房の効いてて涼しいのが伝わってくるのでいい組み合わせ」
嶋佐「義祖母はお涙頂戴した。家族ポイントを入れようとした」
ここから新山さんと嶋佐さんが「義祖母」で激しいバトルが😅
浜ちゃんに「おまえら義祖母って言いたいだけやん!💢」って怒られてました🤣
(嶋佐さんの句に)
蓮見さん「メチャクチャ良い。東日本の人間ならではのいか焼きとの触れ合い方。ビールがカタカナだと図鑑じゃないんだからって言われちゃう」(さっきの試合の🤣)
ジュニア「ビールが載ってる図鑑はないねん」
新山さん「長々説明してたがそのまま。メッチャ見ますよ、こういう人。オリジナリティの思い出がない。僕で言う”義祖母”。ワードに個性がない!」🤣
👑西日本 72点 ー 東日本 70点
●夏井先生の解説✏️
(新山さんの句)
・いい勝負だった。(夏井先生笑っちゃってました🤣)
・「薄暑のデパ地下」はPくんが言ってた。さらっと汗ばむような薄暑のデパ地下に入るとひんやり涼しく感じる。ディベート+1点
・この句で悩ましいのはまさに「義祖母」
・「義」を入れることで上手く5・7・5の型にはまりにくい。
・結局8音+9音の破調に行かざるを得なくなったのがもったいない。
・「デパ地下」を書かなくてもよくなる。「薄暑」なのは街なので「街薄暑」とすれば音数が整ってくる。
・添削後『街薄暑 祖母に土産の いか焼きを』
・このように整えると圧倒的な点差になる。
(嶋佐さんの句)
・言いたいことはちゃんと言えてる。
・なぜ70点止まりかというと、大体の人は最終に乗ったらビールと何か買う🤣
嶋佐さんの添削の時、新山さんの言う通りだと浜ちゃんが笑ってました🤣
蓮見さんが言う事がいちいち面白かったです🤣
浜ちゃんも期待してフッてる感じしますね~。
そしてジュニアさんも認めてそう⋯。
散々もめてた「義祖母」は消されるし、嶋佐さんの句はありきたりだったってことで、何気にお互いわーわー言ってたのがその通りでした🤣
第3試合
「初夏の京都」で一句。
千原ジュニア 「閃閃と 千手千体 皆涼し」
”三十三間堂に行った時、光り輝く千手観音が千体以上あって誰が見ても心が涼やかになって素晴らしい”という句。
季語【涼し】[夏]
谷まりあ 「築百年の カフェは行列 若葉風」
”京都が大好きで行く度に古民家のカフェで必ずお茶して帰る。風が入ってくるのが気持ちいい。築100年の歴史の中に若い風を感じる”という句。
季語【若葉風】[夏]
【💥ディベート】
(ジュニアさんの句に)
谷さん「”皆”と言わなきゃいけないのか」
蓮見さん「閃閃⋯前前⋯RADWIMPSみたい」🤣
(谷さんの句に)
ジュニアさん「俳句としてはすばらしいが、築100年はあちらこちらにあるから、これで京都とはわからない」
新山「”若葉風”じゃなく他の季語の方が広がったのでは」
谷さん「築100年と若葉風で古いと若いをコントラスにかけた」(新山さん言い負かされてました😅)
👑西日本 82 ー 東日本 72
●夏井先生の解説✏️
(ジュニアさんの句)
・ジュニアさん自身が何を感受して何を書きたかったか、ご自身がとても丁寧に解説してくれた。ディベート+1点
(谷さんの句)
・綺麗にまとめた。
・上五字余りにして中七下五で調べを取り戻す。
・最後「若葉風」が気持ちよく吹き込んでくるのも、風の動きの効果もさることながら、対比も見事。
本来の勝負の結果って感じですね!
谷さんは70点で、普段だったら才能アリで1位も取れる点でしたが、ジュニアさんは特別永世名人なのでこのくらいの点数は当たり前なんですよね😀
ちゃんと点数で表れててよかったけど⋯。
近藤さんと谷さんが戦って、ジュニアさんと梅沢さんが戦えばよかったのに⋯💧
ここまでで西日本チームの2勝1敗、228対219で9点リードしています。
第4試合
「東京グルメ」で一句。
⚠️ここで前回のロケで梅沢さんがスタッフに奢った金額で嘘をついていたことが判明(5万円奢った→1万円にも満たない)
梅沢さんのマネージャーさんが”虚偽の大口を叩いてしまった”と謝りの手紙が届いて大騒ぎでした😅
ふくらPが「うそつきおじいちゃんには負けない」と🤣
ふくらP 「黒きつゆ 手繰る手止まず ビルは夏」
”「手繰る」は蕎麦をすするという意味。西日本の人は東京に来ると必ず黒いつゆに驚くが、実際食べるとおいしくて手が止まらなくて、ちょっと都会に染まってしまったな”という句。
季語【夏】[夏]
梅沢富美男 「月島に ソースの香立つ 夕立あと」
”ポスターの写真を月島で撮影した時、夕立が止んで晴れた。今までは雨の匂いしかしなかったが、夕立が上がったらソースの香りがした”という句。
季語【夕立】[夏]
【💥ディベート】
(ふくらPの句に)
梅沢さん「お蕎麦の食い方をおまえは知らない。「手繰る」とあるのになぜもう1個手を入れたのか。「手止まず」はいらない。「ビルは夏」もわからない」
蓮見さん「中七がちょっと説明的。そこはさすが築100年の梅沢さん」🤣
(梅沢さんの句に)
蓮見さん「ほんとは雨もちょっとしか降ってなかったのにここまで広げるのはさすが」
浜ちゃん「嘘つき扱いしてるやん!」と🤣
ふくらP「特大ブーメラン返ってきてる。”立つ”が全くいらない。立たない香りがあるなら持ってこいって話」
蓮見さん「ホントは全く立ってないですよ、香り」🤣(浜ちゃんツッコみながらも楽しそう)
ジュニアさん「月島行ったことないらしい」🤣
梅沢さんのチームなのに蓮見さんが一番ツッコんでました🤣
西日本 69 ー 👑東日本 71
合計 西日本チーム 297- 東日本チーム 290
👑西日本チーム勝利🎉🎊👏
●夏井先生の解説✏️
なんで最後これ2つ残ってるのか私も不思議に思う。🤣
(ふくらPの句)
・やはり「手繰る」とあれば手を使うわけなので、おっちゃんの言うように手をあえて重ねる必要はない。説明する必要もない。おっちゃんは人の句はよくわかる。
・勢いよく手繰ってるとしたら蕎麦かもと思う人も出てくる。
・添削後『手繰り込む つゆの黒しや ビルは夏』
・こうすれば説明と重複が消える。
(梅沢さんの句)
・Pくんが見抜いた。「立つ」はいらない。(”何年プレバトの俳句コーナーやってるんだ”と怒られてました😅)
・どうせウソつくならもうちょっと気の利いたウソをつきましょう。🤣
・添削後『大夕立 過ぎ月島に ソースの香』
・こうすればこの点差ならひっくり返せたかも。
・ウソをつくときはしっかりと。(また最後に念押し🤣)
最後の勝負の点数がだいぶ拍子抜けで⋯💧
西日本チーム勝利は、ほぼジュニアさんのおかげですね。
蓮見さんが「最後の試合レベル低っ!」と、キレッキレのツッコミしてました🤣
梅沢さんがな~⋯、特別永世名人らしく最後を飾って欲しかった😅
最後の2句は、どちらも余計な言葉が入っちゃってるし⋯。
梅沢さんのは添削後がいいですね~😌
ウソをつくときはちゃんとつかないといけませんね🤣
次回は5月28日です。
嶋佐さんの俳句からこちら。
350ml缶ビールが5缶入った、5種5本です🍺
多様な味を飲み比べ。クラフトビールの世界へようこそ😀🍻



