6月18日放送『プレバト!!』俳句の詳しい解説です。
点数、査定結果など<前編>はこちら👇
テーマは「6月の山手線」です。
テレビで発表された順にいきます😊
ME:I・MIU 「階段しか無い 五月雨の旅鞄」 2位
”東京駅にキャリーケースを引いていくことが多く、階段しかなかったなという記憶が強い”という句。
季語【五月雨】[夏]
梅沢さんが「五月雨の旅鞄」を、”よくこんな言葉を思いついた!”と褒めてました。
●夏井先生の解説✏️
・5・7・5の定型には入っていないが、8音+10音の調べが内容に合っている。
・「旅鞄」という物に「五月雨の」という季語で性格付けをするという使い方。
・”色んな日の旅鞄があるけど、今日はしとしと・じとじと降る五月雨の旅鞄であるよ”と持ってくる。哀愁も合って良いフレーズ。おっちゃんの言う通り。
・話を聞いてると「旅鞄」というより、キャリーケースだということなので正直に書くやり方もある。
・添削後『階段しか無い 梅雨のキャリーケース』
・こうすれば足して17音の破調になり、キャリーケースだから階段が困るとリアルにわかる。
・「五月雨の旅鞄」もとても良いフレーズ。着実に上手になっている。
「五月雨の旅鞄」って詩的な表現ですけど、添削後のキャリーケースを使った句の方が、大変さが伝わります。
すごい情景がパッと思い浮かびますし、シンプルですね。
何と言っても17音におさまる所がいいです😚
次は4位。
なえなの 「夕立や 死守の前髪 プリ一枚」 4位
”学生の時、よく原宿にプリクラを撮りに行った。梅雨の時期は湿気がすごくて髪の毛がボサボサになってしまうので友達と前髪を守りながらプリクラを撮りに行った”という句。
季語【夕立】[夏]
梅沢さんが”とってもかわいい俳句だけど三段切れ”だと。
●夏井先生の解説✏️
・前髪を気にするという句はあると言えばある。凡人になってしまう原因の1つ。
・「夕立や」で意味がはっきりと切れる。
・「死守の前髪」で意味が切れて、「前髪」と「プリ」の意味がつながっていない。3か所で意味が切れるので三段切れ。おっちゃんの言う事も時々正しい。🤣
・語順を変えて意味を繋ぎ直すと回復するタイプの句。
・まずは大事な「前髪」のアップから。
・添削後『前髪を死守 夕立のプリ一枚』
・こうすると映像も、前髪を死守している人物、夕立を抜けてプリ1枚撮りに行く、と繋がる。
かわいい句ですけど、前髪気にする俳句は女の子あるあるなんでしょうね~😅
女の子の髪の毛を気にする系の俳句はたくさんありそうです。
あと、致命的なのがやっぱり三段切れですね💧
梅沢さんもすぐに指摘できるのはさすが😀
次は3位。
トンツカタン森本 「入梅の 雨音超えし 地下ライブ」 3位
”新宿でよくお笑いライブをしていた。お客さんが拍手笑いをした時、土砂降りみたいな音がする”という句。
季語【入梅】[夏]
梅沢さんが「雨音超えし」が凡人ワードだと。どう変えたら良いか聞かれて「急に言われても⋯」と言ってツッコまれてました🤣
●夏井先生の解説✏️
・目の付け方、やろうとしていることは意欲的。
・地上と地下の様子を音で比較しているのがとても良い。
・「入梅」という季語が時候の季語なので、”梅雨に入った頃~”という意味になる。
・雨の音がしっかり聞こえてくるか?というと、この季語は”頃”だから弱い。
・天文の季語は雨風が聞こえてくる。天文の季語に変えるだけでだいぶ変わる。
・激しく降る梅雨の雨「荒梅雨」に変えると、「雨音」の”雨”がいらなくなる。
・添削後『荒梅雨の 音を超えたる 地下ライブ』
・あなたの言いたいことに言葉がグッと寄る。
・発想も良いので歳時記と仲良くなって季語を知識として少し入れると、あなたは伸びるかも。
森本さんはこれからも出て欲しいですね😉
話がうまくて知的なので俳句に向いてると思います😚
発想も褒められてたし。
蓮見さんとも仲良しらしいので共演したらおもしろそう~🎵
次は5位。
高橋成美 「左手に アキバ界隈 扇風機」 5位
”秋葉原駅が大好きでよく通っている。ガジェットをたくさん買って暑い中、左手にポータブル扇風機を持っている”という句。
季語【扇風機】[夏]
●夏井先生の解説✏️
・「左手に」がどうしてもバスや電車に乗っていて、「こちらがアキバですよ」とバスガイドさんみたいになってしまう。
・最後に「扇風機」が唐突に出てくるので、扇風機がどこにある?となる。
・「界隈」とか気取ってる場合じゃない。😅
・添削後『アキバ行く 手にポータブル扇風機』
・全員が同じ光景、手に持っているとわかる。
あぁ⋯、今どきの「界隈」を使ったばっかりに⋯😅
元の句だと、ちょっとわかりにくいですね~。
「扇風機」だとポータブル扇風機だと気づきにくいし、「左手にアキバ」って?「扇風機」って電気屋さん?ってなりそう⋯💧
次は1位。
徳光和夫 「ラッシュ抜け 新大久保や 梅雨の月」 1位
”孫娘が新大久保に住んでいた。新宿で乗り換えてラッシュのすごい中、新大久保に着いたら月が出ていた”という句。
季語【梅雨の月】[夏]
●夏井先生の解説✏️
・長い時間を上手に17音の中に表現した。
・「新大久保や」をよく「や」にした。
・「や」をつけることで、”やれやれ、あのラッシュを抜けて目的の新大久保まできた”となる。
・カットが切り替わり「梅雨の月」が出てくる。乗る時は雨が降ってたけど、雨が上がったんだなと。
・前回、初デートとか過去の栄光にすがったのが間違い。🤣
・実力がしっかりあるのはわかっているので特待生でもやっていける。
特待生おめでとうございます🎉
なんか、いきなり特待生になった感がありますけど⋯😅
最近、特待生を増やそうとしている感じがするので、なにか変わるのかな?🤔
ていうか、徳光さんが電車乗ってたら気づかれそうですけどね😅
あと「梅雨の月」って季語、それだけでおしゃれだし使い勝手良さそう~🌙
最後は梅沢さん。
梅沢富美男 「三脚を 立てて空蝉橋 夕焼け」
”大塚駅の近くの空蝉橋という所にスカイツリーと山手線が見えるいい撮影ポイントがある。夕焼けのオレンジ色がかかってとてもきれいな写真が撮れる”という句。
季語【夕焼け】[夏]
先生からの一言「久々に本当にお見事」
●夏井先生の解説✏️
・久々に本当にお見事。
・固有名詞「空蝉橋」の使い方がにくい。
・「三脚」という物から始まる。「立てて」という動作が出てくる。
・俳句やってる人から見れば「空蝉」(セミの抜け殻)が季語で、セミの抜け殻を三脚立てて写そうとしているに違いないと思ってしまう。
・小さい物かと思ったら、橋の粋な名前なんだと、それだけで映像そのものが広がる。
・橋の背後に夕焼けが広がる。カメラワークが上手い。
・こういう句が必ず最後に出てくれたら私が生きていくことが楽になる。
・今日は酒がうまい。🤣
いや~、夏井先生よかったですね!😀
私としては、梅沢さんより夏井先生の心が癒されたのがうれしいです🤣
ひどい句(笑)だと添削してストレス溜まるでしょうし、良い句を見たら
酒がうまくなるのは、本当に俳句が好きなんだな~と😊
今回は、やはりカメラワークが重要ですね。
それプラス、季語だと思わせての固有名詞も褒められてました。
夏井先生も梅沢さんもすっごくうれしそうでよかったです😄
次回は6月25日。
『プレバト!!』公式の予告です👇
次回は【名人vs新世代 俳句団体戦】です!✨️
「名人チーム」には、
梅沢富美男さん
ジュニアさん
中田喜子さん
キスマイ横尾さん
「新世代チーム」には、
俳句天才高校生の阿見果凛さん
Aマッソ・加納さん
ダウ90000・蓮見翔さん
文芸評論家の三宅香帆さん
が参戦!
ディベートありの勝負ですけど、接戦じゃない限りディベート点はあまり関係ないな⋯といつも思ってます😅
新世代チームに勝って欲しいけど、今までの感じから難しいかな?💦
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