10月10日放送『プレバト!!』俳句の詳しい解説です。
点数、査定結果など<前編>はこちら👇
テーマは「乗り物のドリンク」です。
テレビで発表された順にいきます。
知花くらら 「千筋なる 月光伸びて 珊瑚礁」 3位
”船に乗っている時の風景。月明りに照らされるゆらゆらした静かな美しい珊瑚礁”を詠んだ句。
季語【月光】[秋]
フジモンさんが”千筋”があるなら”伸びて”はいらないんじゃないかと言ってました。
●夏井先生の解説✏️
・月の光が、あえかな光がサンゴ礁にずっと及んでいく、実に美しい光景を書こうとしたのはいい。
・問題はフジモンがしっかりと見抜いていた。
・「千筋なる月光」で伸びている映像は確保できている。
・俳句は17音しかないので「伸びて」がとても損。
・「伸びて」の3音は「珊瑚礁」に使うのが綺麗かもしれない。
・添削後『千筋なる月光 珊瑚礁しづか』
・このくらいなら邪魔にならない。こうすると作品としては整ってくる。
要らない言葉が入ってるパターンよくありますよね😅
あとこの句、飲み物が入ってない⋯💦
今週は本を出版しているゲストの方達ですが、知花くららさんは短歌の本を出しているそうです。俳句と短歌は全然違うと言ってましたが、季語もあるし長いものを短くまとめるのは難しそうですね。
次は、2位です。
市川紗椰 「単線の カーブに耐える 月見酒」 4位
”夜のローカル線(岳南鉄道)をイメージ。お酒を置いていてカーブに耐えて落ちないような感じ”を詠んだ句。
季語【月見酒】[秋]
フジモンさんが月見酒がカーブに耐えているという擬人化はちょっと…と。カーブに耐えているのは人じゃないかと思ってしまうと言ってました。
●夏井先生の解説✏️
・単線のカーブに耐えている、遠心力に耐えているのは人物で、その人物が「月見酒」を飲んでるという風に読まれる可能性の方がとても高い。
・季語「月見酒」のニュアンスは月を愛でる心や行為に軸足がある。
・酒よりも月を愛でる人の方が軸足、意味があるので「耐える」が物の擬人化と読まれにくい。(例えば”冷や酒”ぐらいならそのコップが耐えてるのかなと読まれる)
ここで、
浜ちゃん「ワンカップでええやんワンカップで」(ぼそっと)😀
夏井先生「誰かが今、ワンカップ大関っておっしゃったじゃない」
フジモンさん「浜田さんですよ」
夏井先生「それお借りしたら、あなたの言いたいことに言葉を近づけることは少しできます。じゃあ月見酒と月を切り離しましょう。」
・「月の単線」と持っていく。
・テーブルは音数取るので「卓」として、卓に傾く描写するだけ。そして浜田さんのワンカップ。
・添削後『月の単線 卓に傾く ワンカップ』
・あなたの言いたいことに近づいた。
7・7.5ですね⋯最初からこれを作れたらすごいけど…。
ほんと、擬人化は手出しちゃダメですね😅
「月見酒」はお酒のニュアンスというより月を愛でる心や行為ってカッコイイ季語ですね✨
そして、浜ちゃんがボソッと言ったら夏井先生に褒められるのキタ!🎵
も~浜ちゃんに俳句作ってほしい~😆
ちなみに岳南鉄道はテーブルじゃなくて横に置くタイプらしいです。
浜ちゃんに「知らんがな!」って言われてました😅
次は2位です。
山崎怜奈 「郷の駅 コーヒー香る 星月夜」 2位
”祖父母の家に行くのに結構時間がかかる。ローカル線に乗ってやっと着いたと近くのコンビニでコーヒーを買ってほっとして、上を見ると一面満点の星空で落ち着いた気持ち”を詠んだ句。
季語【星月夜】[秋]:星空が月夜のように明るい様子
●夏井先生の解説✏️
・まず「郷の駅」故郷の駅だという場所、それからコーヒーが香り立っている。最後に星月夜。星が月のように明るい、そういう美しい夜。
・このようにそれぞれの情報がお互いを邪魔しない形で組み立てられているのは良かった。
・語順逆でもいいかもしれない。
・見上げると今夜は星の明るい月である。そこにコーヒーを香らせる。
・添削後『星月夜 コーヒー香る 郷の駅』
・空から香り、駅が最後に出てくる、こういうやり方もある。
先生の添削後の方は「郷の駅」の存在感が増すのかな?
懐かしい場所に帰って来てホッとしてる感じがより出るというか…。
香りも入っていてとても綺麗な句ですね☕
次は1位の小宮山祐樹さん。
…の前に「プレバト名俳句セレクション」をやってました💧
相当時間余っちゃったんですね…😅
小宮山祐樹 「缶酎ハイプシュッ 車窓に鰯雲」 1位
”ひとり旅で、缶酎ハイをプシュッと開けたところから旅が始まる。その高揚感と車窓から見える鰯雲をつまみに飲む”という句。
季語【鰯雲】[秋]
●夏井先生の解説✏️
・「缶酎ハイ」のアップから始まり、その後に「プシュッ」というオノマトペだけ。
・音だけど開けているという動作、映像がわかる。
・開ける時の自分の指先の感覚、触覚もちゃんと「プシュッ」の中に入っている。
・「プシュッ」で映像が切り替わって「車窓」で車か列車に乗っている。その車窓に鰯雲が広がる。
・カメラワークがとても上手い、リズムも軽やか。
・全体読んだ時に、旅を楽しむ気持ち、旅の高揚感、難しい言葉一つも使ってないのにそれらが全部入っている。
・こういうのが俳句というもの。
鰯雲をつまみにっておしゃれですね😌
ま、お酒好きな人はどんなものでもつまみにできそうですけど😙
オノマトペの使い方が効果的ですね~。
他の俳句も見てみたいです!
次は犬山さんの俳句です。
犬山紙子 「車窓のぬるいお茶 行けない二学期」
”二学期が始まるので電車に乗って登校中、学校に行きたくない、行けないので電車を乗り過ごしてお茶もどんどんぬるくなってしまった”という句。
季語【二学期】[秋]
昇格試験ポイント:「車窓の」から始まる効果の是非
特待生1級 現状維持
先生からの一言「人物は子ども?大人?」
●夏井先生の解説✏️
・私は「車窓のぬるいお茶」は通勤かと読んだが、「二学期」が出てくるから学校だと。
・先生が職場に行けないんじゃないかという心配をしてしまった。
・大人なのか子どもなのかという読みがそこからブレ始める。
・それなら後半からやった方がいいんじゃないか。
・添削後『行けない二学期 車窓の ぬるいお茶』
・先に「二学期」と学校情報を出せば「車窓」というのがすっとくる。
・今聞いたら子どもということなので「車窓」だと家出したんじゃないかという空気にもなる。
・人物を子供に限定したいなら、今回のテーマから外れるが「水筒」ぐらいにしとく。
・添削後『行けない二学期 水筒の ぬるいお茶』
・こうしたら、近くの公園とか、下校のあたりでウロウロしながら朝持ってきた水筒のお茶だけがどんどんぬるくなっていくとなる。
最後に夏井先生、
「今度、名人になるわけですから、私の望みとしてはきっちりとした定型の「見よ!」という王道の一句で堂々と名人になって欲しいと。私は願っております」
犬山さん「五七五で行きます!」
犬山さんのちょっと陰のある句、好きですよ😊
でもこの句、ちょっと心配になりますよね…二学期の始めっていつもニュースになるし、まして電車だし💦
それに家出まで連想できちゃうって相当物騒な句だなと😅
あと、夏井先生に定型で作るように言われたのは確かに!と思いました。
やっぱり定型が安心します😌
最後は永世名人、現在残り22句。フジモンさんの俳句です。
FUJIWARA・藤本 「タラップを 降りてバスまで 歩く秋」
”飛行機が空港に着いて、タラップを降りてバスに乗ってターミナルまで行く、バスまでの短い距離だけど肌寒く秋を感じた”という句。
季語【秋】[秋]
先生からの一言「力みがない一句」
●夏井先生の解説✏️
・「秋」のような季語はそのものが長い時間軸を持っている。
・こういう季語を17音の俳句の中で使いこなすのはなかなか難しい。
・それを肩の力を抜いてふわっと自分の感じたことをそのまま言葉にのせる。
・「タラップを降りて」まではよくあるフレーズ。
・だけどここから、降りていく階段、バスまでの短い距離の短い時間の間に「ああ風が秋になってるな」「空が澄んできたな」「空が高くなってきたな」「空が秋になってるな」と見上げて思いながら、そのバスまでたどり着く。
・長い時間軸の季語を、短い距離と時間でしみじみとキャッチしている。
・「歩く」も何気なく書いてるようだが、バスまで歩くという距離、動作、人物が全部ここに入ってくる。
・もうこれは、俳人の句。
正直言うと、「え⋯、掲載決定なの?」って思ってしまいました😅
だってテーマの飲み物関係ないし…。
先生の言ってることはわかるし爽やかな句だけどって…。
でも、ベタ褒めでしたね~👏
私の感覚がまだまだ未熟ってことですね💦
今回は、ジャンポケのあの人のあの件で所々、いつもと違う編集されてる~とか、
ここ絶対切られたな…とか、
右側の不自然な壁…💧とか、
そういう番組の楽しみ方?もプラスされてそわそわしました😅
次回は10月17日です。
新潟の地酒の30銘柄をワンカップで飲み比べ。
新潟県は100前後の蔵元があるらしいです。
絵柄を見ているだけで楽しくなりそう🎵



