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【プレバト!!俳句】12月12日<後編>夏井先生の解説と感想まとめ

プレバト!!

12月12日放送『プレバト!!』俳句の詳しい解説です。
今回は2人1組で俳句に挑みます。

点数、査定結果など<前編>はこちら👇

テーマは「2人の思い出」。

今回は、思い出担当の方がエピソードを用意して、俳句担当の方がそれを俳句にするという変わった企画です😮
ただ俳句が良いかどうかではなく、相手の思い出を汲み取って俳句にできているかもポイントになります。
夏井先生曰く、この企画はバレーボールに例えればトスとアタックのようだと🏐
上手いトスなのに、なぜ打てないんだというパターン、逆にひどいトスなのによくねじ込んだパターンなど色々あったみたいです😅

テレビで発表された順にいきます。

近藤千尋 「カフェラテを 飲むきみの睫毛 冬日和」 4位

思い出[高橋ユウ]:”2人ともモデルデビューして間もない頃、カフェで甘い物を頼みたかったが体型を気にしてカフェラテ砂糖なしにしたら、近藤さんはクリームが乗ったカフェモカを頼んでいてカロリーを気にしない様子に憧れた”というエピソード。
俳句:”冬の寒い日、高橋さんのカフェラテを飲む睫毛に日差しがキラキラしてる様子”を俳句にした。
季語【冬日和】[冬]
梅沢さんがカフェラテは飲むものだから”飲む”がいらないと。

●夏井先生の解説✏️
・表現したいことはちゃんと伝わる。
・エピソードのご本人の思い入れはわかるが、俳句として切り取るのは難しいタイプのトスだった。
・おっちゃんの指摘通り、カフェラテといったら飲むものだから「飲む」はいらない。
・「を」ではなく詠嘆して「カフェラテや」としてカフェラテのアップからいく。
・「や」があるので、「きみ」を漢字に書き換えると、字面がきれいになる。
・「カフェラテや 君の睫毛へ」、「へ」というのは方向。
・「冬日和」は天気のことだが書きたかったのは、全体の天気じゃなくこの睫毛へ当たる光なので、これを「冬日差」にしたらきらっとする感じになる。
添削後『カフェラテや 君の睫毛へ 冬日差

たしかに、高橋さんのエピソード、俳句にするの向いてなさそう…😅
近藤さんの睫毛に注目したところ着眼点がいいと思います。
さわやかでかわいらしい句ですね。
添削後の句、すごい好きかも~😊

次は5位です。

ゆうちゃみ 「初旅は白浜 初のギャルメイク」 5位

思い出[ゆいちゃみ]:”子供の頃、暗い自分を心配して姉が色々な遊びに誘ってくれ、黒髪だったが美容院を予約してくれて金髪に染めた。”というエピソード。
俳句:”妹が中学卒業した後に、母と姉妹3人で妹のギャルメイクを初めてして白浜に遊びに行った”という句。
季語【初旅】[新年]
梅沢さんが、妹が初のギャルメイクをしたとは読み手に伝わっていないと。

●夏井先生の解説✏️
・トスがあまりにも粗雑で思いはわかるけど、具体的な映像がない。
・お姉ちゃんの方は「白浜」という映像を入れてしかも「初旅」「初」と韻踏んで、よくここまで頑張った。
・梅沢のおっちゃんが全部言ってくれた。
・これだと初のギャルメイクが、作者ご本人なんだなとほとんどの人が思ってしまう。
・今回は「妹」の初であるというのが一番大事な部分。
・だから「初旅の」ここで「妹」と書くだけで一発でうまくなる。
添削後『初旅の妹 初のギャルメイク
・こうしただけであの難しいトスがちゃんと一句になる。

ゆうちゃみさん、ギャルだし俳句に興味なさそうなのに凡人ってすごい😮
プレバト見て勉強したんですかね?
もっとギャル用語とか使ってくるのかと思いました😆

次は最下位です。5点…。

丸山桂里奈 「息白し 討論しながら 踊るタコ」 6位

思い出[本並健治]:”三軒茶屋の緑道で結婚する前デートしていた。プロポーズを100回くらいしているが真面目にやれと全て却下された”というエピソード。
俳句:”三軒茶屋の緑道を歩いている時にタコ焼きを買って口から白い煙(息ですよね?💧)が出て…”という句💧
季語【息白し】[冬]

●夏井先生の解説✏️
・トスの方は結構いけるトスだった。
・例えば、”プロポーズ百回”とかそのまま使うだけである程度の俳句の形が出来る。
・季語持ってくれば俳句が出来るのにそれを全部無視してなぜかタコが躍ってる。
・「息白く討論」で一回切る。
・「タコ焼は」で踊ってもらっても困るので「熱し」に。
添削後『息白く討論 タコ焼は熱し
・一応あなたの言いたいところに限りなく寄ったが、なぜ100回のプロポーズを俳句にしてやらないのか。

つら…。
夏井先生も「なんでこんなもん直さんといかのかなって…」とか「あ~じゃねーよ」とかちょっとイラっとしてましたよね?笑
たこ焼きが熱くてはふはふして、口の中で踊ってるみたいってことですかね?
”討論”って、プロポーズが納得いかなくて文句言ってるってこと?
それにしても…。
みんな丸山さんにホントにちょっと引いてましたよね?😓
っていうか、丸山さんはおもしろ枠で来たと思うんですよね。(昔やってた『クイズ!ヘキサゴン!!』枠というか)
これから先、俳句の勉強するわけでもないだろうし、いい雰囲気になったわけでもないし、丸山さんも怒られたくなさそうでしたし、全くWin-Winの関係ではない気がするんですけど…。

は~、最近こういう感じ続きますね。
めちゃくちゃ低い点でもせめて何か欲しい!(うまくなる可能性とか、話術とか、愛されキャラだとか、俳句のやる気だけは人一倍!だとか)
何かしらが欲しい~!😣
…私、厳しいですかね?💦

次は3位です。

Kis-My-Ft2・玉森 「カウコン後の 弾丸登山 初霞」 3位

思い出[Kis-My-Ft2・宮田]:”正月に年越しライブが終わった後、神奈川県の大山に行き、日の出まで時間がないので山頂までダッシュで登って間に合ったが、曇ってて全然見えなかった”というエピソード。
俳句:”時間がなくて険しい道を自分たちだけがダッシュで登って空を見上げたら曇ってた”という句。
季語【初霞】[新年]
カウコン:カウントダウンコンサート

●夏井先生の解説✏️
・トスが強引すぎる。高くて後ろの方から無理やり”なんとかして打ってくれ!ボーン”って上げたトスを力技でねじ込んだというタイプ。
・トスがあまりにも時間軸が長すぎて、たった17音の中に全部入れるのは至難の業。
・それがなんとか入っているという所は褒めないといけない。
・最後の「初霞」という新年の季語をよくもってきた。
・成功したもう1つの理由は、「カウコン」、「弾丸」というこのリズム。
・この調べが強引にガーって突っ走る調べになっているので、この中身もとにかく突っ走って初霞まで行きまっせという、表現したい内容とリズムが偶然一致した。

玉森さんすごいですね!
全部の要素を詰め込んで俳句にして、”初霞”という季語もピッタリ!
玉森さんと宮田さん2人の仲が良いのが伝わってほっこりしました😌

次は2位のフジモンさん。
永世名人なのに…💦

FUJIWARA・藤本 「カクテキを 摘む寒夜の メッキ箸」 2位

思い出[はんにゃ.金田]: ”15年前の沖縄の焼き肉店でたくさんの吉本芸人と食事をしていた時、藤本さんの前にお酢があって、木村祐一さんがお酢を取って欲しいと言った時、藤本さんが自分の冷麺にお酢をかけてから渡したので木村さんが激怒した”というエピソード。
俳句:”怒られてものすごい空気の中、冷麺が食べられなくなりカクテキをつまんでポリポリと食べた”という句。
季語【寒夜】[冬]

●夏井先生の解説✏️
・トスの意図をちゃんと理解しないで自分でなんかカッコよく打った気持ちになってる。
・怒っている人物がそこにいる、これなくしてトスの意図を理解してるとは言いにくい。
・「逆鱗や」と書いたらまず要素1つ入る。
・「冷麺喉を通らない」とやったらスルっと一句できて、トスをちゃんと生かしたアタックになる。

夏井先生がここでドキッとすることを…😅
「それをあなたは逃げました。はい、完全に逃げました」

添削後『逆鱗や 冷麺喉を 通らない

「それをあなたは逃げました」いやぁ、ズバッといきましたね!🤣
それフジモンに言っていいの!?と思いましたが💧

添削後の俳句は「冷麺」が夏の季語ですね。
季節外れですけど、これで出してたら順位はどうなったんでしょう?
臨場感はすごいですけど😅

しかし、当時のフジモン大変でしたね…。
私としてはそんなに怒ることか?って思いますけど😓
フジモンと金田さんは今でも苦い思い出になっているらしく、私のキム兄の元から良くないイメージがさらに悪くなりました😅

次は1位です!

安藤加津 「冬落暉 駱駝は星に 膝を折り」 1位

思い出[池畑慎之介]:”去年1月に豪華客船に乗ってドバイに行き2人でラクダに乗って砂丘を歩いた。夕日が沈むギリギリのところで雄大な感じがした。”というエピソード
俳句:”ラクダが重い観光客を乗せて働かされ、日が沈んで星が出る頃、砂上にひざを折ってかがんで、まるで祈りを捧げてるような情景だった”という句。
季語【冬落暉ふゆらっき】[冬]:冬に沈む太陽の事

●夏井先生の解説✏️
・トスがとても良かった。こういう映像を2人が共有していると。
・エピソードの共有ももちろん、あの映像というのをトスが提示しているので、作る側もその映像を描く。
・とてもチームプレーが上手くいっている句。
・先に夕日があるので駱駝はシルエットのように見えるはず。
・空には夕映えが下の方に残っていて夕暮れの星が出ている。
・最後の「膝を折る」ではなく「折り」と、ここに余韻を持たすような作り方もとてもよく考えている。
・作品点としては1位も2位も一緒だけど、トスの意図をちゃんと理解してアタックできたので加点をプラス1点。

この俳句が素晴らしいのはもちろんですが、エピソードがすごい俳句向きですよね!
やっぱり俳句は切り取った映像を描くことを意識するのが鍵🔑ですね😌

最後は梅沢さんの俳句です。
いつのまにか『特別永世名人 富美男のお手本』ってコーナー名になってました。
え、いつから?😅

梅沢富美男 「花嫁の 父となる日や 冬薔薇」

思い出[奥様(池田明子さん)]:写真スタジオで撮った一枚。”結婚式をしていないので長女が生まれて歩くようになって写真くらい撮っておこうと。夫の笑顔と娘の笑顔が非常に幸せそうな顔をしている。現在も寝室に飾ってある”というエピソード。
俳句:”藤田ニコルさんの結婚式で父親役として出席した時、婚約中の娘を思って目頭が熱くなった”という句

梅沢さんの奥様がVTRで浜ちゃんと夏井先生に挨拶したとき、2人ともすごい焦ってて恐縮してそうなのが新鮮でした😆
フジモンが世の中にこういう俳句は山ほどあると言って、梅沢さんがいつものようにキレ散らかしてましたが、私もそう思いました💦しかも、エピソードと全然関係ないじゃん…って😅
季語【薔薇そうび】[冬]
先生からの一言「超フツー」

●夏井先生の解説✏️
・言いたいことは否応なく全部伝わるけど、こんなに普通なものも珍しいくらい普通。
・これまで「花嫁の父となる日や」というこのフレーズが、もう全国どれだけの数の父親がつぶやいてきたか。
・私達はこういうタイプの句を、コンビニ俳句と呼んでる。
・フレーズに対して、季語を春・夏・秋・冬変えれば365日使えるフレーズと言って、コンビニ俳句なんて呼ぶ、そこが問題点の1つ。
・奥様が何を書いて欲しかったか、奥様のトスの意図を理解してない。
・お嬢さんと一緒に撮ったあの写真を俳句にして欲しかったんだと思う。
・それをこの誰でも言いそうなものにしてしまうというところに問題があった。
・花嫁と書かなくても大丈夫というのが前提。(「花嫁の」消す)
・「父として」とやったら父親としてという意味になる。(「なる日や」を消す)
・それから臨場感を入れる。今まさにで「父としていま」。
・お祝いという字に婚礼の婚と書いて”祝婚”という言葉がある。
添削後『父として いま祝婚の 冬薔薇
・この冬薔薇が父としての思いも受け止めつつ映像としてもそこに飾られている匂やかな冬薔薇とわかる。
・このくらいやってくれたら、私もなるほどなと思いはした。

この後、「夏井先生の親戚と忙しいのに写真を撮ってやった!」とか、これがボツなら番組降りると言ってたのに、「そんなこと言ったか!?カットすればいいんだ!」と大荒れでしたね😅
いや~…、見苦しい🤣

コンビニ俳句面白いですね~!他にどんなのがあるか知りたいです😆
人生の節目のあるあるみたいな感じの俳句でしょうか。

次回は1月9日です。
え~!めちゃくちゃ空くな!😵

梅沢さんのコンビニ俳句からコチラ🤣
本物の薔薇みたいですけど入浴剤です!
お風呂に浮かべて優雅な気分を味わえそう😌✨💕