3月13日放送『プレバト!!』春のタイトル戦春光戦2025!
過去最多の17人の名人・特待生で争います!
12人が優勝経験者で、優勝経験のない5名がトップ10に入るだけでもざわざわしてました😅
後編は2回に分けます😊
全員のランキング<前編>はこちら👇
テーマは「ついつい買ってしまう人気フード」。
3位以上で決勝進出です。
テレビで添削してもらえるのは10位まで。
11位以降は俳句の発表もありません😅
残りの11位から17位の添削はTVerです💦(次の記事に書きます)
テレビで発表された順にいきます。
本上まなみ 「おみやげの 銀だこ熱し 春の雪」 5位
”子どもたちにおみやげとして買う時、なんとか熱いまま持って帰りたいので上着を脱いでくるんで大急ぎで持って帰る”という句。
季語【春の雪】[春]
ジュニアさんが「銀だこは熱いから”熱し”が逆に良かったのかな」と言ってました。
●夏井先生の解説✏️
・それぞれの言葉が意味や情報の重なりがなく、それぞれ意図を持って選ばれている。
・「銀」は名前の一部だけど、銀という色の印象が一瞬よぎるので「春の雪」の白の印象と色のイメージの対比がさりげなく出てくる。
・ジュニアさんの指摘があった銀だこというのは基本的に熱いから「熱し」と本当はいらないけど、おみやげの銀だこだから熱いうちにという思いをしっかりと伝えてる。
優勝経験のない特待生がトップ10入りしました。
優しいお母さんだな~って句ですね😊
フジモンが10人でやれば良くないですか?って言ってましたが確かに…😅
TVerに誘導するためだとしてもテレビで紹介されないのはかわいそうかも💦
続いては、4位の発表です。
千原ジュニア 「チキンラーメン 兄と割る 四畳半の春」 4位
”この世界に入ったばかりの頃、兄のせいじとワンルーム四畳半で暮らしててお金がなくて1つのチキンラーメンを半分に割って二人で食べた”という句。
季語【春】[春]
●夏井先生の解説✏️
・一番褒めないといけないのは、盛り込んでいる情報がとても多い。
・「チキンラーメン」、「兄」、「割る」、「四畳半」、そして季語の「春」。これを全部入れこんで、よくここまでやったなというその意思を褒めたい。
・チキンラーメンじゃなくてもカップヌードルでもいいんじゃないかという声は絶対聞こえてくるが、チキンラーメンを割るという行為が作者の体験としてきっちり入ってるので作者にとって抜き差しならない動くはずのない作品になっている。
浜ちゃん「先生これ直しは?」
夏井先生「直す力は私にはありません」
永世名人がここで陥落💦
4位の発表された時、ジュニアさんが「終わったーーー!!」って叫んでておもしろかったです🤣
ジュニアさんはほんっとお兄さん大好きですね!
俳句の登場率がハンパない😆
実体験でこれだけ情報詰め込まれたら確かに直しようがなさそう。
ジュニアさんは解説終わった後もまだ落ち込んでました😅
次は3位です。
犬山紙子 「朧夜や 薬の横の ミニボーロ」 3位
”朧夜の低気圧のぼーっとした時期に頭が痛くなった。薬の横にミニボーロが置いてあるのを見て優しい甘さは大人になった今もすごくいいなと思った”という句。
季語【朧夜】[春]
●夏井先生の解説✏️
・読んだ瞬間に光景が立ち上がってくる。
・朧夜という季語が、病気の状況を包み込むような季語。
・ミニボーロの食べた時の感じとかほんのりとした甘さとかそういうものが最終的に朧夜という季語とも付かず離れずのものになっていく。
・とても上質な出来。
犬山さんの俳句はいつもちょっとしっとりとした陰があるような句ですよね😌
ミニボーロが文字数も味も俳句に合ってて効果的で良いですね。
みんなが3位でいいな~いいな~言ってました😅
次は9位です。
内藤剛志 「ぼんち揚 割れば春陽の 実家かな」 9位
”関西はぼんち揚げなので、歌舞伎揚を知らなかった。東京に出てきて辛い時期にぼんち揚げを食べて実家を思い出す”という句。
季語【春陽】[春]
●夏井先生の解説✏️
・ぼんち揚げを割るときはいつも春陽のあの実家にいる、あるいは春陽のあの実家を思い出すと、そんな感じ。
・多少気になったのは季語としては普通の”日”、これで十分春の太陽、うららかな陽差し。
・「実家かな」と詠嘆するのではなくて別のやり方でやってみる。
・例えば「ふるさとや」と先に上五で大きく詠嘆をする。
・添削後『ふるさとや 春日にぼんち揚 割れば』
・「割れば」で着地をすると感触が最後に残る。
この時点で優勝経験者の中から4人が圏外ということに💦
やっぱり優勝したことある人からすると屈辱なんすかね?😅
夏井先生の添削後の”割れば”で終わる感じいいですね!
(”ふるさとや”で始まった時は、すごい良くありそうな始まり方だなと思ってしまったので💧)
次は10位です。
三宅香帆 「ピノ溶ける春暁や 『山月記』閉づ」 10位
”ピノは手が汚れないので読書のお供によく買う。山月記を読んでいた時に熱中してしまってピノが溶けてしまった”という句。
季語【春暁】[春]
短編小説【山月記】:詩人となる望みに敗れ虎になった男の物語
梅沢さんが”閉づ”が良くないと言ってました。
●夏井先生の解説✏️
・「山月記」という本は高校の教科書とかにも出てくるような名作。
・「ピノ」、「春暁」、「山月記」とこの取り合わせがとても意外なのに、どこか惹かれあってるという不思議な感覚。
・ただ、おっちゃんがちゃんと指摘をしている。閉じていようが閉じていまいが夢中になっててハッと気づくというこれで十分。
・添削後「ピノは溶け果て 春暁の『山月記』」
(梅沢さんが「あ~いい!!」と騒いで浜ちゃんに「うるさいな~もう」と言われてました🤣)
・ピノはアイスクリーム系で溶けても形保ってくれる。だからこのピノというのはとても大事な要素として入ってくる。
私が注目してた三宅香帆さん、最初のタイトル戦で10位!すごい~😆
あの…。ピノが溶けても形を保ってるのが大事って…なんでですか?😅
溶けたのが目に見えてわかるようなアイスだとどうなるんでしょう?💧
読書しててカップアイスが溶けるのって結構あるあるなんでしょうか?
パッと見てわからなかったけど食べようとしたら溶けてた!いつのまに時間が経ってた?…みたいな?💦
次は2位です。
梅沢富美男 「ケトルの湯 春日の タマゴポケットに」 2位
”私の青春で昔からよく食べていた。卵の白身が…”という句ですが…。
梅沢さんが説明している途中で浜ちゃんとフジモンとジュニアさんが昔はこんな食べ方してない。タマゴポケットは最近で、昔はなかったと責めまくりました😅
季語【春日】[春]
●夏井先生の解説✏️
・書いてないけど、ここの凹みに生卵がすでに置いてあって、全部見えるからここはとても効率の良い書き方ができた。
・1個だけどうとも言えないのが最後の助詞の「に」。
・もし「春日のタマゴポケットへ」と書いたら今まさにお湯を注ごうとしているその瞬間になる。
・それに対して「に」にすることによって、もうお湯はそこに注がれていて今目の前で少しずつ白身の色が変わってきている。
・おっちゃんのお話を聞くとまさにそっちを表現したかったとしたら「に」のままで味わうべきかなと思う。
夏井先生の解説が終わったあとも、梅沢さんとフジモンとジュニアさんが2分だとか3分だとかタマゴポケットはなかったとか色々言ってましたが🤣
こういうのってどうなんですかね?
昔の思い出なのにその当時にはなかったこと言っちゃホントはだめなんじゃ…💧
さて、次は6位!
森口瑤子 「かつサンドつまむ 日永の ロケ現場」 6位
”春になって日が長くなりうららかな時のロケは和やかでとても良い雰囲気。かつサンドは簡単につまめる”という句。
季語【日永】[春]
●夏井先生の解説✏️
・まず映像がかつサンドのアップから。そして「つまむ」という動作ということはそこに人がいるというのは当然わかる。
・「日永」という映像を持たない時候の季語の位置が良い。
・「日永」という季語の力、かつサンドも美味しそうに見せるし、ロケも順調に進んでるんじゃないかなという印象をちゃんと醸し出すし確かな一句になっている。
春の暖かい日のほんわかしたシーンの俳句ですね。
「つまむ」とか動作を入れると臨場感が出ていいですね。
ただ突然、高級品だなと😅
他の人が駄菓子系とか昔ながらのものが多かったので…。
次は7位です。
ダウ90000・蓮見 「コーラグミ 3回噛んで 春一番」 7位
”散歩する時に気軽に食べれるものとしてよく買う。散歩したくなった時に食べながら歩いている”という句。
季語【春一番】[春]
●夏井先生の解説✏️
・コーラグミを噛むことと、春一番が吹くことは全く関係のないことだけど、あたかも関係があるかのように取り合わせてくるところに詩が生まれる。
・噛んだ時の強い弾力、酸味とか甘みとか結構複雑な感触を春一番と合わせた。
・春一番が来るあの風の強さ、春が来たぞというその喜び、それがコーラグミを強く3回グッグッグと噛む、あの感覚に似ているんだよと。若い方の一句。
夏井先生、すごいですよね。若い人の個性的な句も受け入れて…。
独特な感性の人の句でも理解できるのがすごいです😌
前からブログに書いてますが蓮見さんの句はドラマのワンシーンを切り取ったような句だなと。
新しい感性の俳句な気がします。
浜ちゃんが「全員がぐったりしてる」って言っててみんながどんよりしてました😅
次は8位!
フルーツポンチ・村上 「夏近し ビッグマックの 箱に鉤」 8位
”ビッグマックは箱に入っていてフックのようなものがついている。今から食べるぞという期待感と”夏近し”が合うかなと思って”と詠んだ句。
季語【夏近し】[春]
的場さんが「永世名人の句にしてはちょれーなって感じ」って言っててカチンと来ました😅💢
●夏井先生の解説✏️
・作者がわかってのことだけれども、「わ~これポンチ節やな」と改めて思った。
・とてももったいないなと思ったのが、一番最後に「鉤」に焦点を当てたかったという意図は十分理解してるけれども、本来これは、金属製の物を意味する。
・これがいきなり出てきてプツンと終わるところに違和感、わかるまでにほんの少し時間がかかるのがもったいない。
・捨て石のように、ここに「紙箱」と書いて、質感を補填する。
・添削後『ビッグマックの 紙箱に鉤 夏近し』
・この鉤の箱を開けると夏がいよいよやって来るぞとすれば、ここに主眼が来る。これやったらベスト3には絶対に入る。
最後に、
浜ちゃん「村上さんどうですか。こうやって…」
村上さん「ま~~ちょっとおっしゃることもわかりますけど厳しいなと思いますね」
浜ちゃん・ジュニアさん「誰やねん」「誰の真似してんねん」🤣
村上さん「いや~~これ厳しい」
ジュニアさん「似てないで」🤣
村上さんが変な喋り方しててジュニアさんにツッコまれてるのは微笑ましかったですけど…。
村上さん決勝に行けなくて残念です~😭
でも、やっぱり添削後は良いですね~💦
また発表前にみんな黙っちゃってすごいどんよりしてました🤣
とうとう1位の発表!🎉
FUJIWARA・藤本 「春風を入れて マーブルチョコに 蓋」 1位
”子供の頃マーブルチョコが好きで公園に持っていった。遊んでいる時に2、3個食べて蓋を閉める時に春風を入れた”という句。
季語【春風】[春]
ジュニアさんがフジモン54歳が詠んだのがめちゃめちゃ気持ち悪いって言ってました😓
●夏井先生の解説✏️
・マーブルチョコのカラフルな色と円筒の形の特徴を上手に使った。
・なによりもこの風が春風以外の風(夏の風、秋の風、冬の風)を入れ替えることはできないので、季語がしっかりと立っている。
夏井先生が「かわいい句を作るのが得意な藤本さんでした」と😚
1stステージはフジモンが1位でした👏
この句かわいいですね~😆
色や雰囲気が春に合ってるし🌸
ジュニアさんはものすごい気持ち悪がってましたけど💧
これで、決勝進出者がフジモン、梅沢さん、犬山さんに決まりました!🎉
残りの11位以下の7人の俳句は前回同様、テレビでは発表されません💦
夏井先生が「TVerの方が勉強になります」と😆
次は決勝とTVerの内容をまとめてます!ぜひ~👇
蓮見さんの句からこちら。
4種類の中から2種類を選べます。
硬めのグミを噛みながら春のお散歩するのいいかも🚶♀️