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【プレバト!!俳句】3月13日<後編>|詳しい解説&感想まとめ【春光戦】②

プレバト!!

3月13日放送の春光戦2025の後編は2回に分けてます!
こちらの後編②は、決勝戦TVerで放送した11位から17位までの解説になります。

後編①はこちら👇

春光戦2025決勝のお題も引き続き「ついつい買ってしまう人気フード」です。
決勝戦はまず3つの句を先に見てから優勝を発表します。

※決勝の優勝者以外と、11位以下の解説はTVer限定コンテンツです😅

犬山紙子 「花曇 ため息代わり フエラムネ」

”花曇りの憂鬱な気分の日、ため息の代わりにピーッとフエラムネを吹いて楽しい気持ちに変える”という句。
季語【花曇】[春]

夏井先生「気分が伝わってくる良い句なんですけれども惜しいのはね、”花曇”で1回ここで切れて、”ため息代わり”でここも軽く意味の切れ目があって、このしらべで損してるんです。例えば”花曇”にしないで、”花の日のため息代わり”とかってここつなげるだけでも変わってくる。”花曇”で切りたいんなら”ため息めけるフエラムネ”とか、こっち側をしっかりとつなぐと一句の姿が整ってきます」
🖌添削後『花曇 ため息めける フエラムネ

「めける」って何???😶と思ったので調べてみたら、何かに失望しているときや、心が重くなっているときに、無意識のうちにため息をつく様子らしいです。
いや~これは出てこない💦
あと、ブツブツ切れるのを「三段切れ」って言うんですよね?
上五中七をつなげるか、中七下五をつなげるかした方がいいのは勉強になりました😌

梅沢富美男 「歌舞伎揚げの 家紋三枡や 竜天に」 👑優勝

”歌舞伎揚は家紋が12種類ある。その中でも市川團十郎さんの家紋は四角で非常にレアである”という句。
季語【竜天に】[春]:「春分に竜が天にのぼる」中国の伝説に由来

夏井先生「”竜天にのぼる”という長い春の季語ですね。春になると縁に潜んでいた竜も天にのぼっていくかのような、これを”竜天に”という風に添えてここに余白を残すことによって、三枡のおうちの隆盛を祈るご挨拶句のような味わいになってくるわけですね。いかにも粋ではないですか」

🌸2025春光戦🌸優勝は梅沢富美男さん!🎊👏

ジュニアさんがここでもまた、タマゴポケットはあの頃なかったって言ってましたが😅
この句に関しては、季語が素晴らしかったんじゃないかと…。
歌舞伎揚に家紋が付いてるなんて知らなかったです。(調べてみたらうす~くあるんですね。)
梅沢さんだからこそ作れるような句なんじゃないかと思います☺️

FUJIWARA・藤本 「シーフードヌードル 春夜の反航」

”長距離フェリーの一人旅のYouTubeをよく見ている。その旅をしている人がシーフードヌードルを食べながら反航船を見て楽しんでいる”という句。
季語【春夜】[春]
反航:反対方向から来る船とすれ違うこと

夏井先生「春の夜の反航という耳で聞くと、思春期の反抗みたいに聞こえるんですけれどもこれがそういう意味を持ってるとわかった瞬間にフェリーに乗ることを楽しんでいる、ちょっと旅のオタクみたいなそういう人が浮かんできます。これを楽しみたいために甲板でシーフードヌードルを食べているのではないかと、そういう気分も伝わってきますね。非常に面白い取り合わせだったと思います」

この句は、フジモンの実体験ではなくて、YouTuberの気持ちを詠んだってことですかね?
今回、他の句でも他人や架空の人の句がありましたけど、自分のエピソードがなければこういうのって普通のことなんですかね?
物語や妄想になってしまうのってどうなんだろ?って思ってしまいますが…。
でも、この状況でシーフードヌードル食べたらめっちゃおいしそう!とは思います😋

ここから11位以下の添削になります👇

春風亭昇吉 「ポッキーも 春もボートと 浮いている」 11位

”若い男女がボートの上でポッキーを食べている姿”を詠んだ一句。
季語【】[春]

夏井先生「発想がとても楽しいというか面白いですね。ただ、”も”、”も”、”と”っていうこの助詞の使い方がはて、これでいいのだろうかっていう所をずいぶん悩まされましたね。作者の意図をお聞きしてないので、私ならばっていう話になるんですが、これ全部”と”で繋いじゃって恋の気分とか入れて『ポッキーと恋と ボートと 春と雲』とかって全部”と”でだーって繋いだりするとなかなか面白い句になるんですよね。それやってくれてたら間違いなく良い所にランクインしたと思います」

この句も実体験ではなくて、架空の俳句ですかね?
添削後の先生の句はかわいい句ですね。
ちょっと昔の爽やかなCMで使えそう😚
ていうか、この”と”でつなぐって初心者でもできちゃいそう…。
星とか月とか空とか海とか、あと景色と固有名詞入れたりして💧
困った時に1回だけ使える技的な…😅

立川志らく 「モノクロの桜に グリコの赤い箱」 12位

”幼少期、花見に行った時の思い出”を詠んだ一句。
季語【】[春]

夏井先生「モノクロの桜っていうのはちょっと記憶っぽいイメージになるので、桜の鮮度はちょっと心配ですけれども追憶の光景として浮かびたっては来ます。惜しいのはこの”に”。”に”がいりませんでした。これで問題なくなりますね」
🖌添削後『モノクロの桜 グリコの赤い箱

この”に”とか”の”が、いるかいらないか問題💦
あえて入れたりする場合とかあるから、どちらがいいとか私にはまだまだ理解できそうにないです😭
季語の鮮度は大事なんでしょうが、この句は物寂しくて良い雰囲気な気がします😌

皆藤愛子 「馬連かワイドか エクレア喰む 春夜」 13位

”競馬予想中に食べるというエクレア。週末の日常”を詠んだ一句。
季語【春夜】[春]

夏井先生「これは惜しいのはもう”喰む”という動詞がいらないっていうことです。『馬連かワイドか 春の夜の エクレア』ぐらいにすると、食べているというのが否応なくわかるというやつですね」

この句のシチュエーションいいですね😊
動詞の使い方も効果的になる場合があるし、いるかいらないかの判断は難易度高いです💦
”春夜のエクレア”だと文字数が17音になるんですけど、そっちはダメだったんでしょうか?
しらべがいいとかそういう問題もあるのかな?

森迫永依 「たんぽぽや ヘッドロココと 通学帽」 14位

”ビックリマンチョコについているシールを持って通学する幼少期の思い出”を詠んだ一句。
季語【たんぽぽ】[春]

夏井先生「たんぽぽとヘッドロココという言葉の取り合わせは楽しいと思います。で、ヘッドロココが出てきた瞬間に子どもだとわかるので”通学帽”は逆にない方が良かったかなと思います」

あ…、添削例がなかった…💧
”通学帽”の代わりに何を入れたらいいんでしょう?💦
でも通学中の句なんですよね?ど、どうしたら…🥺

中田喜子 「ポッキーポリポリ 受験子スパークす」 15位

”勉強中にポッキーで一息つき、やる気スイッチを入れる情景”を詠んだ一句。
季語【受験子】[春]

夏井先生「これはね、カタカナをいっぱい入れて揃えるという意図は意欲的だったと思います。ただポッキーに対して”ポリポリ”というのがやっぱり少し安易というか、こここそ工夫をして欲しい、一番大事な点だったんじゃないでしょうかね」

あ…また…添削例が…ない…💧
梅沢さんだってダメな所は指摘できても、代わりにどうしたら良いかわからないこと多いんだから、夏井先生~添削例を~😱
たしかに、ポッキーがポリポリなのは当たり前かなとは思いました😅

的場浩司 「飛花の夜や 鴇羽ひとひら 親子丼」 16位

”舞い散る桜が親子丼に落ちた瞬間”を詠んだ一句。
季語【飛花[春]:散る桜の花びらを指す季語

夏井先生「やっぱり言葉の数が多すぎるんですね、これは。夜というのはあきらめてもらえると、『親子丼に 飛花のひとひら 鴇羽色』とかってやれば、しらべがゆったりと流れますね。しらべと内容とは少し工夫なさった方がいいかなと思います」

添削後すごい良いですね!😀
内容がスムーズに入ってくるし”飛花のひとひら”って言葉がきれい~✨️

馬場典子 「フルーチェの ミルク増し増し 草萌や」 17位

”大好きなフルーチェをたくさん食べたいと多めに牛乳を入れる”という情景を詠んだ一句。
季語【草萌】[春]

夏井先生「これは下五に”や”が付くと、俳句の型がちょっと不安定になる、バランスが取りにくくなるんですね。このまんまの形で行くんならば”草萌ゆる”とかって、最後”や”じゃない形で着地してほしかったと。そしてもうひとつは”増し増し”っていう言葉はこれはこれでリズムがあって楽しいんですけども、これもどっか借りてきた借り物の感じが少しするので、ここ一工夫の余地があったんじゃないでしょうかね」

あの、下五に”や”つけない方がいいっていうのは何度も言われてますよね?
なのに、なぜ付けようと思ったのか…😅
最後を”草萌ゆる”に直しても”増し増し”があまり良くないんですよね💦
これって普段の俳句のコーナーでも才能アリ取れないんじゃないですか?😓

以上、決勝と11位から17位までの解説でした⭐
今回は添削例がないのがあったので先生の添削後が聞きたかったです~。
あと、2句作ったのに1句しか発表されないのかわいそうかも😅
解説もなくてもいいので見てみたいです。

次回は3月27日です。

フジモンの句からコチラ。
安定のおいしさですよね😋
防災としての非常食、夜食やランチにも✌️