4月17日放送『プレバト!!』俳句の詳しい解説です。
今週から、浜ちゃんがいない…寂しい…😞
前編はこちら👇
テーマは「キーホルダー」です。
テレビで発表された順にいきます。
千原ジュニア 「ぶらんこは よやくだれかの ぬいぐるみ」
”キーホルダーから発想を飛ばし、ブランコにぬいぐるみが置かれているのを見た。「女の子が予約しているのかな」と子どもが詠んだ感じにした”という句。
季語【ぶらんこ】[春]
先生からの一言「子どもの目線の面白さ」
梅沢さんが”ぶらんこは”の”は”が気になると言ってました。
夏井先生「ま、こういう風に書くとわかりにくいかもしれませんが、ここで(”よやく”の後)一旦意味の切れ目があるんですよね。ブランコは予約されてますと。そして、誰かのぬいぐるみが置いてありますという風にこうなってるわけですね。このよやくっていう言葉をこういう風なところで使う面白さっていうのがまず1つありますよね。使いたいけど誰か知らない子のぬいぐるみがあるという躊躇のようなもの、心情がこの句の奥に描かれていると。で、それから、おっちゃんがこの”ぶらんこに”ではないかって、言ってましたね。”ぶらんこに”ってしたらぶらんこにぬいぐるみがあるっていう展開ならそれでいいんですが、ぶらんこはってするから、他の遊具は遊べるのに、ぶらんこは予約されてるそういうニュアンスになるんで、これを”に”の方がいいって言ってるようでは話にならない」
かわいい句なんですけど、情緒を楽しめない私としては、予約はしちゃだめでしょ…と。(そこ?)
ジュニアさんはいつも凝った俳句を作りますね~。
子ども目線でひらがなとか。
あと、ブランコにぬいぐるみが乗ってるの見て「予約してたのかな?」って発想がすごい。
私なら、ぬいぐるみを誰かが落として帰っちゃって、他の人が拾ってブランコに乗せてあげたんじゃないかって推理するだけです💧
次は、キスマイ横尾さん。
Kis-My-Ft2・横尾 「春月や 鞄の中に 鍵がない」
”仕事帰りにかばんの中を探したら鍵がないと焦っている”という実体験の句。
季語【春月】[春]
先生からの一言「もうひと工夫できる」
夏井先生「まぁ見たらわかるんですけども、俳句として形には十分なってるんですね。ただ、家帰ってきて鞄見たら鞄の中に鍵がないと、こういう類想の句はやっぱりかなりあるんですよね。特にこっちのフレーズの中で書かなくてもいい部分があるんです。ここなんです。”の中”」
横尾さん「鞄って言えばいいのか」
夏井先生「”鞄に鍵がない”ってやったら鞄の中だってことは言わずもがなわかるじゃない。そしたらここで余った3音をここらへんにもう1つ状況を表現する言葉として入れることはいくらでもできるんです。春月にひとり、ひとりぼっちでそこに立っている。『春月にひとり 鞄に 鍵がない』と。こういう風にも展開できる」
梅沢さん「そっち好き」
夏井先生「あ、そう。おっちゃんの好き嫌いはどうでもいいんですけど」
横尾さんは今回初めてのボツだったので残りが19句のままです😭
言われてみればですけど、たしかにあるあるだし、ちょっと物足りなさも感じる…。
鍵がないとか、財布がないとか、スマホがないとか、きっとたくさんあるんでしょうね😅
落としたり、家に忘れたり、外で忘れたり…💧
私もスマホとキャッシュカード置き忘れたことあります💦
どっちも無事でしたけど、あの忘れたって気づいた時の体が”ぶわっ”てする感じ、もう味わいたくない😰
最後は梅沢さん。
梅沢富美男 「山笑う 湯宿のルームキー でかし」
”昭和の時代は部屋のキーがものすごい大きくて持ち歩くのが大変だった”という句。
季語【山笑う】[春]
先生からの一言「楽しい一句」
梅沢さんの鍵の大きさの説明する時、30センチくらいのジェスチャーしてました😅
夏井先生「もう読んだ瞬間あったなぁこんなやつって、今でもちょっと山の方の温泉場のようなとこ行ったらこう四角い大きなやつにじゃらじゃら鎖付いてってありましたよね。その実感がもうまさにこの一句の中に入ってますよね。そして一番褒めないといけないのは最後のこの一言、”でかし”ですね。ユーモラスな実感がしっかりとありますし、着地としてはとても良い着地になりましたね。おっちゃん毎回こんなん出してくれたら私もほんと楽な仕事だなっと思えるんですが」
梅沢さんが大げさに鍵のジェスチャーしたせいでジュニアさんにツッコまれて番組が終わってました🤣
懐かしい~!って思い出す俳句ですね。
「山笑う」って季語は春の山を擬人化した季語だそうで、いい季語ですね😌
次回は4月24日です。

キスマイ横尾さんの俳句からこちら。
15タイプの施解錠方法から選べます🔒️
指紋解錠いいな~。これでもう鍵をなくす心配はなさそう😉