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【プレバト!!俳句】6月12日<後編>夏井先生の解説と感想まとめ

プレバト!!

6月12日放送『プレバト!!』俳句の詳しい解説です。

点数、査定結果など<前編>はこちら👇

テーマは「My美容法」です。

テレビで発表された順にいきます。

近藤千尋 「娘らの頬 塗る指涼し 寝屋の夏」 3位

”寝ている娘たちの頬にクリームを塗っている時にクーラーの風が当たって幸せだなと思う”という句。
季語【】[夏]
フジモンが「クリーム」という言葉を入れた方がいいと言ってました。

●夏井先生の解説✏️
・まず大きな問題はフジモンさんの言うように「クリーム」と書いたほうがいい。
・全体を読むといらない言葉が多すぎる。
・「娘」を”こ”と読ませたいなら「子」で十分。
・「眠る子」とすれば「寝屋」がいらない。
・「頬に」とすれば「塗る」がいらない。
・「塗る」がいらなくなれば当然「指」がいらない。
・夜だということはしっかり書きたいだろうから最後にもう一押し。
添削後『眠る子らの 頬にクリーム 月涼し
・こうすれば情景が全部浮かび上がる。

最後に、「あなたはこれだけいらない言葉を使いながらここに落ちてきたのです」と😅

ちなみに夏井先生の美容法は良い俳句を読むと体中の血がキレイになるそうです😚
「月涼し」って季語すごいいいですね!✨️
夏の夜の月に涼しさを感じるなんてこれだけで感動しちゃう🤩
あと、この俳句って娘さん達だから”My美容法”の俳句ではない…ですよね💧

次は、2位です。

ニューヨーク・嶋佐 「濡れた髪 乾かす隣 風薫る」 2位

”今まで使っていなかったドライヤーで髪を乾かしている時にコンディショナーが香るのと同時に外の夜風から夏の香りがする”という句。
季語【風薫る】[夏]

●夏井先生の解説✏️
・ドライヤーと書かないと無理。
・ドライヤーで乾かすということは濡れているから「濡れた髪」がいらない。
・ドライヤーがあるから「乾かす」もいらない。
(夏井先生が「なんで50点やったんだろう私は」って😅)
・今まで使わなかったニュアンスも出すため「使えば」とする。
添削後『ドライヤー 使えば風の 香り立つ

この句は解説中に50点⇒40点になってしまいました…💧

私、元の句を見た時に隣に恋人でもいるのかなと思いました😅
それにしても、この添削後の句、難しい~😵
これだけ見ても、あんまり意味がわからない…💧
季語の「風薫る」も「風の香」も初夏の爽やかな風のことだそうです🍃
今回2人が「風薫る」を使ってましたが人気がありそうな季語ですね😉

次は最下位です。

菅井友香 「風薫る よもぎに蒸され 我シウマイ」 4位

”よもぎ蒸しを家でやっていて自分がシウマイみたいだなと思った”という句。
季語【風薫る】[夏・春]
浜ちゃんが「我シウマイ」に笑ってました😅

●夏井先生の解説✏️
・「我シウマイ」が全くいらない。
・才能ナシの人はどうでもいいところにどうでもいい工夫をする特徴がある。
・「温活」と言えばそういう場面だとわかる。
添削後『温活や 蓬に香り立つ 蒸気

最後に…
夏井先生「擬人化に手を出さないというのを1つ覚えて帰ってください」
ですよね~😅

添削後の季語は「蓬」で春の季語ですが、元の俳句は季語2つありますよね?😅
「我シウマイ」にみんなツッコんでて季語のこと言ってる場合じゃなかったですけど…。
ほんっと、初心者で擬人化成功してる人見たことないです。
どうしても何か凝って作りたくなっちゃうんでしょうね~💧

次は1位です。

YOU 「あと2分 長めのパックで 冬支度」 1位

”冬は乾燥するのでパックをいつもより長めにする”という句。
季語【冬支度】[秋]
梅沢さんがこの季語は冬じゃなくて秋の季語だと言ってました。

●夏井先生の解説✏️
・問題点が指摘された通り「冬支度」は秋の終わりの方の季語。
・改善すれば才能アリの可能性があったのは今日はこれだけだった。
・パックは夜に大体やるものなので「冬の夜や」でまず夜が出てくる。
・「パック長めに」で調べがきれいに入っていく。
添削後『冬の夜や パック長めに あと2分

添削後、すごいきれいにまとまってるなと😀
たしかに考えてみたら「冬支度」してるんだったら冬じゃないですよね…。
梅沢さんも季語が違うってすぐ指摘できてやっぱりさすがだなと😅

次は、フジモン。

FUJIWARA・藤本 「肩甲骨羽化 薄暑のヨガマット」

”毎日筋トレとヨガをやっている。肩甲骨をほぐすヨガポーズがあって昆虫が羽化するのに似てる”という句。
季語【薄暑】[夏]
先生からの一言「よく17音に入れた」
梅沢さんが良い破調だと言ってました😄

●夏井先生の解説✏️
・「肩甲骨羽化」が8音、「薄暑のヨガマット」が9音で全部で17音という破調の句。
・「薄暑」という季語と「羽化」が付かず離れずの取り合わせ。

フジモンは残り19句です🎉
フジモンの句は色んな句があるし安定感ありますね~。
毎日筋トレとヨガやってるのはちょっと意外😅

最後は梅沢さんの俳句です。

梅沢富美男 「汗取りの 襦袢干されて なお踊る」

”舞台の歓声や拍手が私の美容。干されている襦袢が風に揺られて踊っているのを見て襦袢もまだまだ踊り足りないんだな”という句。
季語【汗取り】[夏]
襦袢:着物の下に着る和装用のインナー
先生からの一言「いろいろガッカリ」
フジモンが踊っているのは襦袢で梅沢さんが踊っているわけじゃないのかと言っていて浜ちゃんが「そう言われりゃ確かにそうとれないこともない」と言ってました💧

●夏井先生の解説✏️
・俳句というのは字面がすべて。
・状況がとてもわかりにくいのをフジモンさんは拙い言葉で一生懸命伝えていた。(「つたないはいらんでしょ」とフジモン🤣)
・「汗取りの」から始まるからなおさらわかりにくい。
ここで梅沢さんが「また語順かい!」と💧
夏井先生が「私もだいたい語順の話12年してきたけどもうわかってくれてもいいんじゃないの?💢」って言っててフジモンが賛同してました😅
・「干され」から始めて「舞台の」とおっちゃんの状況を入れないといけない。
・「汗襦袢」という言い方もある。
添削後『干されなお 踊る舞台の 汗襦袢
・この汗襦袢は舞台の汗を吸ってるとわかる。
・意味は通るようになったが、テーマの”My美容法”がどこに入っているのかわからない。(案の定、梅沢さんがお題に文句言ってキレてました😓)

んん…?
添削後の句って季語は何になるんでしょう?
元の句の「汗取り」は季語みたいですけど、「汗襦袢」は調べてもなくて…。
この感じだと「汗襦袢」も夏の季語なんでしょうか?💦
他に「夏襦袢」っていうのがあったからそれを代わりに入れちゃだめかな?😅

次回は6月19日です。

菅井友香さんの句からこちら。
こちらは本物のシウマイです🤣
たくさんのメディアに紹介されていて農水省優良外食産業賞受賞してます🤩