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【プレバト!!俳句】6月19日<後編>夏井先生の解説と感想まとめ

プレバト!!

6月19日放送『プレバト!!』俳句の詳しい解説です。

点数、査定結果など<前編>はこちら👇

テーマは「スイーツ」です。

先週も言ってましたが、小手先で点数を稼ぎに来るような俳句が最近多くなってきた為、実体験を俳句にするというルールに変わりました😅

テレビで発表された順にいきます。

酒井美紀 「涼風と ほろりとくずれ 口福や」 3位

※西光亭のくるみクッキーが題材
”夏の涼やかな風が吹いた時に口の中でほろりと崩れる様子”を詠んだ句。
季語【涼風】[夏]
梅沢さんが「この俳句は最悪です」ってそこまで言わなくても😓
蓮見さんは「”クッキー”を書かないといけない」って言ってました。

●夏井先生の解説✏️
・「ほろり」とすれば「くずれ」ているのでどちらか1つでいい。
・「口福」なんて気取ってる場合じゃない。
・「くるみ」を漢字(胡桃)で書き「ほろりと胡桃クッキーは」とする。
・「涼風と」ではなく「涼風や」とする。
・「涼風や ほろりと 胡桃クッキーは」としても胡桃クッキーは涼しげじゃないので違和感。
添削後『薫風や ほろりと 胡桃クッキーは
・季語を「薫風」にすれば緑のイメージと胡桃という木の実のイメージが響き合う。

最後に夏井先生が「こうすれば俳句として成立し始めるんです」と言って、浜ちゃんが「し始めるんです」って強調してました😅

くるみクッキーおいしそう~😋
浜ちゃんが「口の中の水分全部持ってかれる」って言ってましたがそんなことないですよね!😗
「ブールドネージュ」ってクッキーですよね?「スノーボール」とも言いますけど。
元の俳句は何がほろりと崩れたのかわからないし、「口福」が良くなかったですかね💦
それにしても梅沢さんは言い過ぎだったと思う…💧

次は、2位です。
浜ちゃんが復帰してから”才能アリ”が出ていないので浮所さんから「半分浜田さんのせい」って言われてました🤣

松下由樹 「夏の昼 並ぶプリンに 歓喜湧く」 2位

※祇園プリンが題材
”プリンをドラマや舞台に差し入れした時に喜んでくれる様子”を詠んだ句。
季語【夏の昼】[夏]
蓮美さんが「(この句で)ケータリングというのはわからない」に対して浜ちゃんが「”差し入れ”くらいは書いといた方がいい?」と言ってました😁

●夏井先生の解説✏️
・詠んだ瞬間「並ぶプリン」とあるので店先に並んでるのを見て”おいしそう!”と言ってるのかと思ったが、だとするとあまりにも「歓喜湧く」が大げさ。
・「差し入れ」と書けば現場が見える。
添削後『差し入れの プリンが並ぶ 夏の昼
・「歓喜湧く」を書かなくても「差し入れ」という言葉の力で”わー!ありがとう!”という声が聞こえてくる。
・こうすれば才能アリにいける可能性は十二分にある。

浜ちゃんが「歓喜湧いてる場合じゃないんです」って言ってましたが、浜ちゃん俳句コーナーに参加したくなってきたかな?😉

夏井先生の添削見ててつくづく思うのは、
「書かなきゃいけないことが書いてない」
ってことですね。
逆に書く必要のない余計な言葉が多いってことになりますが、よくあるのが
「意味が重なる言葉を使っている。(どちらか1つで良い)」
ですね。

次は最下位です。

紅しょうが・熊元プロレス 「苺食み フルートに口づけ 月末」 4位

※ピエール・エルメの苺タルトが題材
”給料日後の昼に仕事が終わった午後、ケーキを食べながらシャンパンをかっこつけながら飲む”という句。
季語【】[春]
熊本プロレスさんが、梅沢さんに怒られてて、「調べたらシャンパングラスのことをフルートというんだ」と言ってました😓

●夏井先生の解説✏️
・「フルート」と言ったら楽器しか思いつかない。
・苺食べてフルートに口づけして月末?🤣
・「月末」と書いている場合じゃない。
・苺は基本的に食べるので「食み」がいらない。
・「口づけ」してる場合じゃない。
添削後『カフェひとり 苺タルトと シャンパンと

最後に、
「ここまで素敵な句になる可能性があるのになぜこんなことをした?」と😅
熊本プロレスさんが本当に色々調べて作ったと言ったことに対して、
夏井先生「すべてが無駄な努力」
いや~グサッときますね🤣

熊本プロレスさんの努力が逆効果になってしまいました😅
この句ってちょっと気取ってる感じの句なので、詠んだ人によってはコミカルな句になりません?😆
シャンパングラスをフルートと言うのは知らなかった~。
知ってる人少ないでしょうし、誤解を生みますね💧

次は1位。

ACEes・浮所飛貴 「蝉しぐれ 焦がしキャラメル 包む昼」 1位

※ALINCOの塩キャラメルロールケーキが題材
”蝉のうるさい暑苦しい感じとキャラメルの焦げた熱さが合うかなというのと、ロールケーキが収まらなかったので「包む」に変えた”という句。
季語【蝉しぐれ】[夏]

●夏井先生の解説✏️
・蝉しぐれの暑いうるさい感じと焦がしキャラメルの熱の感じ、香ばしいかおりの取り合わせが意図通りにできている。
・「包む」がどういう状況かわかりにくい。
・「キャラメルケーキ」にすれば「包む」じゃなく「巻く」と書ける。
・「蝉しぐれ」はだいたい昼のイメージなので「昼」がいらない。
添削後『蝉しぐれ 焦がしキャラメルケーキ 巻く
・あなたの書きたかったことにずっと言葉が寄っていく。

浮所さんが2ヶ月ぶりの才能アリで「浜田さんにはめっちゃ感謝してほしい」って言ってました🤣

ところで・・・
元の俳句も添削後の俳句も、キャラメルロールケーキを包むのも巻くのもお店の人なんじゃ…と思ってしまったんですけど、こういう表現でもいいんですね💦
この句は、誰が何してるっていうより、”巻かれている”キャラメルケーキと蝉しぐれの言葉の響き合いを楽しむって感じなんでしょうか😅

次は、特待生4級のダウ90000の蓮見さん。

ダウ90000・蓮見 「薄暑光の喫茶店 バニラを垂らす」

”汗ばむ季節に暗めの喫茶店に入って、頼んだクリームソーダのバニラが溶けてきている様子”を詠んだ句。
季語【薄暑光】[夏]
梅沢さんが「店員さんがバニラを垂らして持ってきちゃったと読めちゃう」と。

●夏井先生の解説✏️
・目の付け所は非常におもしろいが、この字面でそこまで読みきれない。
・一番の問題は喫茶店の位置と言い方。
・喫茶店の外にいるのか入っているのかわからない。
・「薄暑光の」の「の」はいらない。
・テーブルだけに画を絞る。
添削例『薄暑光 卓にバニラの 垂れてゐるとすれば一気にズームになる。
添削例『店内暗し 卓にアイスの 垂れてゐると「アイス」を季語にする。

最後に夏井先生が、
「落ち着いてやればできるはずですから」と慰めて(?)いました😅

梅沢さんの言うように「垂らす」だと誰が垂らしてるの?となる気持ちがわかります😅
さっきの浮所さんの句と同じ感じですね…💦
添削例はどっちもいいと思うんですけど、「の」と「ゐる」の使い方がハードル高いなぁ💧
あと、”先生からのひとこと”がなかった…結構好きなのに…😔

最後は梅沢さんの句です。

梅沢富美男 「朝茶の湯 水を模したる 菓子のあお」

”朝茶の湯とは夏に朝早く茶会を開くことをいう。そこで涼しげな和菓子を見てなんてきれいなんだ”という句。
季語【朝茶の湯】[夏]
先生からの一言「詰めが甘い」

●夏井先生の解説✏️
・書こうとしている目の付け所は良いが他が緩い。
・朝茶の湯は夏点前の傍題。
・「朝茶の湯」の後に「水」が付いて損。素直に「夏点前」と書いたほうが良い。
・「模したる」が素晴らしく下手。(みんな爆笑してて梅沢さんも笑っちゃってました🤣)
添削後『夏点前 みづのやうなる 菓子のあを

最後に
「頭ちょっときれいに洗い直してみたら」って言われて梅沢さんがギャーギャー言って浜ちゃんに怒られてました😅

添削後は上級者の俳句ですね~。
あと、「朝茶の湯」より「夏点前」の方がよりさわやかな感じがします。
”模したる”が「素晴らしく下手」って言われた時めっちゃおもしろかったです🤣

次回は6月26日です。
なんですが…
俳句コーナーがないんです~😱
ゲストも4人で安定しちゃったっぽいし寂しい…😭

梅沢さんの句からこちら。
ちょっ…綺麗すぎません!?✨️
水の中のような宇宙のような寒天のお菓子です😋