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【プレバト!!俳句】7月24日<後編>夏井先生の解説と感想まとめ

プレバト!!

7月24日放送『プレバト!!』俳句の詳しい解説です。

点数、査定結果など<前編>はこちら👇

テーマは「高い買い物」です。

夏井先生が、実体験を俳句にするようにルールを変えてからオリジナリティーがすごく高くなっていると言ってました。
ただ俳句そのものはドブに捨ててる系が多かったそうです😅

テレビで発表された順にいきます。

さや香・新山 「風薫る ロレックスで 遊ぶ息子」 3位

”自分のロレックスをいつか息子に渡したいと思っている。今はまだ小さいので何もわからずロレックスで遊んでいるのを見ている情景”を詠んだ句。
季語【風薫る】[夏]
梅沢さんが「バカ息子がロレックス買って遊んでいるようにしか読めないだろ!」って怒ってました😓

●夏井先生の解説✏️
・話を聞いたらとても微笑ましくていいエピソード。
・この句を読んだ時「風薫る」という季語に違和感。
・なぜなら「ロレックスで遊ぶ息子」が金ばっかり使っている放蕩息子と読めてしまう。
・言いたいことがきちんと伝わらないのは凡人ではない。ー5点くらいしないとダメ。(ここで才能ナシに!💧)
・「ロレックス」から始めて「遊ぶ」だと放蕩息子になるので「おもちゃに」とかわいい感じにする。
・「息子」だと年齢がわからないから「吾子」にする。
添削後『ロレックス おもちゃに吾子の 風薫る

3位が才能ナシなので、自動的に4位が才能ナシ確定ということになりました😅
でも、普段のゲストの回で最下位が才能ナシじゃないことなんてないですしわかってましたけどね…。
新山さんは俳句が好きなのに片思いだって言ってましたね~。
いつか、夏井先生に俳句が褒められてる所が見たいです😁

次は、2位。

鈴木砂羽 「夏空と 履けぬサンダル 目眩く」 2位

”ネットでバレンティノのグラディエーターサンダルを一目惚れして買ったら大きすぎてガバガバで履けずじまいだった”という句。
季語【夏空】[夏]
梅沢さんがなんで履けなかったのか書いてくれないと読み手はわからないと…。

●夏井先生の解説✏️
・面白いエピソードでもったいない。
・履けない理由を淡々と書くだけで共感はちゃんと集まる。
・「目眩く」があまりにもきらびやかで何で一人で目くるめってるんだろうと違和感。
ここで浜ちゃんが「言い方悪ない?」と🤣
添削後『夏空と サイズの合わぬ サンダルと
・最後を「と」にすると「と」と「と」でリズムを作ってくれる。
・話にあった履けずじまいという言葉もいい。
添削後『履けずじまいの ブランドサンダル 夏の空
・あなたの体の中にいい言葉がちゃんとあるんだから自信持って次行きましょう。

ん・・・?
2つ目の添削例が上五は字余りだし、中八ですけども…💦
履けない理由も書いてないし、もし最初にこれだしてたらどうだったんだろ?
な~んて思ってしまいました😅

次は最下位です。

水谷隼 「汗止まぬ 前途不安な サプライズ」 4位

”後輩の祝勝会で20万のTシャツをプレゼントした。その場で重ね着したので大丈夫か心配になった”という句。
季語【】[夏]
梅沢さんがエピソードはいいのに伝わらない、横尾さんはブランド名を書いちゃえばいいと。

●夏井先生の解説✏️
・20万使って面白いネタをドブに捨てた。
・「汗止まぬ」とか言ってる場合じゃない、「後輩へ」と書けば先輩が後輩へとわかる。
・「前途不安」がってる場合じゃない、「ヴィトンのTシャツ」で季語も立てる。
・「サプライズ」くらい使ってあげないと話にならない。
添削後『後輩へ ヴィトンのTシャツ サプライズ

最後に、
夏井先生「せめてここらへんまでやれるとね、20万もムダにならなかったと思いますよ」と。
水谷さん「ムダにはなってないんですけど…」と困惑してました😅

たしかに元の句じゃ全く何も伝わらないですね~💧
俳句のために20万使ったわけじゃないのに、夏井先生にドブに捨てたって言われてちょっとかわいそうでした😅

では1位!

野村麻純 「洗ひ髪 百五ページの 栞紐」 1位

”お風呂上がりに髪を乾かさずに本を読んで、読み始めたら止まらなくなってしまって本についてる栞をはさむということを繰り返している”という句。
季語【洗ひ髪】[夏]
野村さんは本が大好きで本の購入に100万円使っているらしいです😯

●夏井先生の解説✏️
・俳句としては成立はしている。
・「百五ページ」という数詞がどこまで生きているかと言えば、あまり効いていない。
・「洗ひ髪のままに」とすればすぐさまという感じが出る。
添削後『洗ひ髪のままに 再び開く本
・こうすればすぐに読みたがっていることが伝わるが、今回のテーマに届いていない。
添削後『本好きの 累計百万円や 夏
・こっちの数字の方が絶対に面白い。

本を題材に”高い買い物”をテーマにするには、総額を書かないと伝わらないですね…。
今回のテーマに本を使うのは難しいと思います💧

浜ちゃんが実体験を書くことになってから才能アリが出てないことにキレてました😅

次は、キスマイ横尾さん。句集まで残り18句です。

Kis-My-Ft2・横尾 「旅涼し 魚介カレーは 八千円」

”友達と湘南に遊びに行った時、8千円の伊勢海老のカレーを食べた”という句。
季語【涼し】[夏]
横尾さんが「そのまま書けばいいんですよ」と強気に言ってましたが掲載決定でホッとしてました😄

●夏井先生の解説✏️
・まさに高いカレーで旅ならではのエピソード。
・テーマは楽々クリアしていて、小技が色々効いている。
・「涼し」は夏の季語で3音なので”朝涼し”や”夕涼し”など時間情報にする手もあるが、「旅」という2音を持ってきたのがいい。
・「旅涼し」で非日常の時間と空間であることがわかる。
・「魚介」とすることで魚介のおいしい所に旅に行ったに違いないと想像できる。
・「カレー」で香りを刺激し、「八千円」は音としては字余りだが「っ」や「ん」で気にならない。
・作者が体験したことが100%こちらに伝わる。こういうのが俳句の大事なコツ。

夏井先生べた褒めですね~😌
全ての部分を褒めまくりです✨️
横尾さんの俳句はいつもさらっとシンプルに情景を詠む正統派って感じがします。

最後は梅沢さん。
ゲストの人たちに「俳句はこうやってやるんだってお見せしましょう」って言ってましたが…😅

梅沢富美男 「夏深し 象牙のパイプ 飴色に」

”50年ほど前に台湾で父親に10万円の象牙のパイプを買った。犬が噛んでいたので鑑定したらクジラの骨だった”という句。
季語【夏深し】[夏]

●夏井先生の解説✏️
・俳句としては成立はしてるが、調べがちょっと雑に終わった。
・「夏深し」でしっかりと切れて、「象牙のパイプ」で半拍くらい間が空く。中七下五はさらっと調べが動いてほしい。
添削後『夏深し 象牙パイプは 飴色に
・こう流れると番組を締める一句になる。
・クジラの骨を書いた方が失敗談のエピソードでさらに高度になる。

ここで梅沢さんが「どこに入れるんだい!」ってキレて、
夏井先生がすかさず「ここ(下五)に入れるんだよ!」って返してました🤣

添削後『夏深し 象牙パイプは まがい物
・このぐらいは永世名人なら楽々できるはず。

ここで梅沢さんが偽物は飴色になるのが早いってことを伝えたかったらしいんですが、
浜ちゃんに「うるさーーい!!」って怒鳴られてビクッとしてました🤣

象牙に詳しくないので、飴色と言われても偽物に結びつかないですけども…。
元の句で偽物だったってわかる人いるんですかね?💧
とりあえず浜ちゃんが元気そうでよかったです🤣

次回は7月31日です。

鈴木砂羽さんの句からこちら。
グラディエーターサンダルです。
ヒールは5cm。かかとのファスナーで脱ぎ履きできます😆