11月21日放送『プレバト!!』俳句の詳しい解説です。
点数、査定結果など<前編>はこちら👇
テーマは「お土産」です。
テレビで発表された順にいきます。
みやぞん 「甥っ子が まんじゅうくれた 雪の球」 4位
”甥っ子が雪の日に「お兄ちゃんまんじゅう」と言って雪の玉をくれた”という句。
季語【雪の球】[冬]
●夏井先生の解説✏️
・作者にとって甥っ子という情報は大事だという気持ちはわかるが、季語を主役に立てると考えた時、甥っ子にこだわらない方が俳句としての共感の幅が広がる。
ここで、
みやぞんさん「実体験だから甥っ子ってなったんですよ」
「甥っ子じゃなければもっといいのは作れましたよ」と…💧
(スタジオ)いやいやいや…😅
・甥っ子と決めるのではなく、孫かもしれない知らない子かもしれないと可能性を広げた方が、この句にとっては幸せ。
・「おまんじゅうあげる」とすれば向こうから持ってきて”あげる”と言ってるかわいさが出る。
・「雪玉」が季語になる。
・「おまんじゅうあげると雪玉を」の後に色々やれる。
・かわいくてうれしくてお兄ちゃん大好き!みたいなら、「くすくす」とやってもかわいい。
・添削後『おまんじゅう あげると雪玉を くすくす』
・添削後『おまんじゅう あげると雪玉を ぶつける』
・こうやるとちょっとやんちゃな子になる。
・甥っ子にこだわるよりは描写にこだわる。これが、俳句。
これは、清水アナの俳句でも言われてたように、あえて誰かを書かないってやつですね😉
読んだ人に想像させた方がいい句ってことですよね。
次は、3位です。
Aぇ! group・小島 「土産持つ 両手塞がる 秋の海」 3位
”楽しくてお土産をたくさん買ってしまった。秋の海というのは紅葉の景色のことでそこを歩いている”という句。
季語【秋の海】[秋]
蓮見さんが、「持つ」「塞がる」が説明っぽいと、フジモンさんが「塞がる」がいらない、代わりに他の情報が入れられると言ってました。
●夏井先生の解説✏️
・書きたいことはきちんとこっちに伝わる。映像もちゃんと見える。
・問題点に関してはお二人が今指摘してくれた通り。
・「土産持つ両手」なら両手が塞がってるとわかる。
・「土産持つ両手や」と詠嘆する。
・「や」という詠嘆は、ここで映像を切り替える、カットを切り替えるような働きも持ってる。
・土産を持つ両手の映像があって秋の海にパーッと光景が広がる。
・この流れはとても良いが、ご本人が「秋の海」は紅葉だのへったくれだのつまらんことを言った。
小島さん「ちょ、言い過ぎじゃないですか💦」
・全く「秋の海」という季語を理解してない。がっつり減点したいぐらいの失言。(減点したところでその下の方がたかが40点だからたいしたことはないらしいです😅)
・「土産持つ両手や 秋の海」とすれば「や」で1音使ってるので、残り3音ある。
・3音で何ができるか。「秋の海の駅」ぐらいに持ってきたらどうか。
・この土産持ってまさに駅に降りたった。これが、映像になる。
🖌添削後『土産持つ 両手や 秋の海の駅』
夏井先生の添削が終わった後、
小島さんの下にいるみやぞんさんがずっと”これどうなの”ってずっとブツブツ言ってたらしく…。
みやぞんさん「いや、5・7・5ですよ、先生。575で”秋の海の駅”ってもうむちゃくちゃじゃないですか」
(浜ちゃん爆笑してますけどなんとかして…💧)
夏井先生「この人は数え方そのものを理解せずに来ているわけですから、この人も今減点したいくらいの発言をなさってますね」
フジモンさん「色んなパターンがあるのよ、俳句って。それを勉強してきてないねって言われたのね、みやぞんね」
浜ちゃん「そうそうそう」
先生に食って掛かるの見ると疲れるんですけど…。
この現象なんだろ?軽いHSP?共感性羞恥?😅
夏井先生がペース乱されるわけないとは思いつつソワソワしました😓
小島さん、季語の意味を海から紅葉に勝手に変えるって…💧
怖いもの知らずですね😅
次は2位です。
ME:I・MIU 「成績表 眺める祖母や 冬ぬくし」 2位
”冬休みに祖母の家に集まった時に、自分が頑張った成績表を持って行って喜んでもらえた”という句。
季語【冬ぬくし】[冬]
フジモンさんがおばあちゃんが自分の成績表を眺めてるという風に取れると。
ここでまたみやぞんさんが…
「正直言うとこれ2位じゃない感じがします。自分の句と同じなのになんでこんなに差があるのか」と…いや、もういいって😵
●夏井先生の解説✏️
・上五中七でワンフレーズ、その後に季語を置いて勉強してるのが見える。
・雪玉の(みやぞんさんの句)は勉強してないのが見えるので、こういう差になってる。
・なぜ才能アリに2点足りないのかは大事な所でフジモンさんの指摘が正しい。
・成績表を見せに行ってるという情報を入れればいいだけ。「眺める」じゃなく「持って」にするだけでずいぶん違う。
・子供らしい空気感出して「成績表 持って祖母んち」としたらどうか。
・「成績表 持って祖母んち 冬ぬくし」でもいいし、例えば「冬休み」と入れるともっと子供の感じになる。
・俳句というのはこれくらいその場面をありありと描ける。
・初挑戦でここまで頑張ってるのは偉い。
🖌添削後『成績表持って 祖母んち 冬休み』
ほほえましい句ですね😊
いや、もうみやぞんさんがさぁ…。
夏井先生も大変だな…😓
でも、今までたくさんの生徒さんを見てるだろうし、自分が評価されないのがおかしいって言ってくる人もいるのかもしれないですね💧
さて、次は5位です😵
薬丸裕英 「家苞物 笑顔溢れる 冬苺」 5位
”子供も孫も、苺が大好きでお土産に持って帰るとすごい笑顔になった”という句。
季語【冬苺】[冬]
みやぞんさんが「当てに行って外してるっていう、一番恥ずかしいやつだ」と言ってて、フジモンさんが「めちゃくちゃ言うな~」と言ってました😓
家苞:自分の家に持って帰るおみやげ
●夏井先生の解説✏️
・いくつかささやかな問題点がある。
・「家苞」は二文字で”いえづと”と読む。家に持って帰るお土産のこと。
・「物」がなくていい。「家苞に」と整える。
・この番組でも中七の「笑顔溢れる」は山ほど出てくる。見た瞬間に凡人に間違いないとなる。
・「子ら待つや」と複数にすると子供たちがウキウキ待ってくれてるとわかる。
・問題が実はこの季語で「冬苺」という季語は、夏の山に小さな白い花を咲かせ、冬につぶつぶが集まった小さい苺のこと。
・基本的には、冬苺と冬の苺はちゃんと区別した方がいいというのが季語の考え方。
・「子ら待つや」、「の」を入れて「冬の苺を家苞に」とする。
・添削後『子ら待つや 冬の苺を 家苞に』
・ こうすれば、お土産に温室栽培の綺麗な冬の苺を買って帰ってあげたんだなというのが全部ちゃんと見えてくる。
これは、季語の意味を調べなかったのがそもそも…。
っていうか、今回、季語の意味間違えてるの2人目💧
ここでまた、落ち込んでるやっくんに、みやぞんさんが「苺以外残ってない」ってからかって、フジモンさんが「めちゃくちゃ詰めるやん~」と言ってましたが、これ、どっち?
2人が組んでおもしろくしようとしてるの?
それともフジモンさんがツッコんであげてフォローしてるの?😅
なんかただ感じ悪いだけに思えてしまった…。
1位は、ノンフィクション作家大賞を受賞した三宅さんです。
三宅香帆 「冬ざれの 砂丘踏む音や 置き土産」 1位
”大学の時、鳥取砂丘に行って、海の音、風の音、踏む音など音が印象的でiPhoneに録ろうとしても全然風の音で録れなかった。持って帰れないものというところから置き土産を使った”という句。
季語【冬ざれ】[冬]:草木が枯れて山や川も荒涼となる様子
●夏井先生の解説✏️
・上五中七にちゃんと詩がある。
・詩を作っている要因の1つは、「冬ざれ」という季語と「砂丘」という場所を取り合わせたこと。
・冬ざれの色のような灰色の砂丘が見えてくる。
・そもそも砂を踏む音に気づいていないと、そういう風には感じられないし、持って帰ることができないと思ってるということは、その音に感動をしていると伝わる。
・初挑戦としての70点は確保できる。
・さらに上を目指すとしたら、今回のテーマが”土産”で、なんとかテーマらしさを表現している所がちょっとだけ説明になってしまっている。
・こう書かずに残してきた感を表現することはできる。
・「冬ざれの砂丘」で一回カットを切ると砂丘がざーっと広がっていく光景になる。
・ひらがなで「すな」にして最後に「残し」と書くだけで、置き土産の気分が表現できる。
・添削後『冬ざれの 砂丘すな踏む 音残し』
・この余白に読者もあなたの思いを感知して寄り添ってくれる。
直しの句がものすごい詩的できれいですね~。
しかもなんか575っぽくない!(ほめてます)
三宅さんにはまた出て欲しいな~😊
次は蓮見さん。初めての昇格試験です。
蓮見さんのおじいさんが老人ホームの人達と炎帝戦を見ていて、孫が炎帝になったので大スターらしいです😃
ダウ90000・蓮見 「一升瓶 マフラー包んで リュックから」
”お土産をどうやって持って帰ろうとリュックに入れるが心もとないので自分が巻いてたマフラーで一升瓶をくるんで、渡すときもマフラーのまま渡す”という句。
季語【マフラー】[冬]
昇格試験ポイント:「包んで」「から」表現の是非
特待生5級 現状維持
先生からの一言「ちょっと混乱を招いている」
結果発表前に、フジモンさんが「昇格です。おめでとうございます」と言ってたのに、現状維持だったので手のひら返してました😙
●夏井先生の解説✏️
・素材はいい。大人から大人へのお土産であろうということわかる。
・その人物同士の親しさの度合いもわかる。
・何が問題かと言うと、上から読んで行った時にちょっと時間軸が混乱する。
・「一升瓶 マフラー包んで」とすると、読んだ人達は目の前で一升瓶をマフラーで包んでどうするのかな、と思ったらいきなり「リュックから」になる。
・”今包んだんじゃなかったの?リュックにもう入ってたの?”となる。
・「包む」としたら自分の首かもしれない、恋人の首にマフラーをしてあげてるのかもしれないといい誤解が生まれる。
・「一升瓶」だと音数の都合があるので「酒瓶」に。
・マフラーに包むぐらいだからどれくらいの大きさかは想像してもらう。
・添削後『マフラーに 包む酒瓶 リュックから』
・こうすればやっとリュックから出てくるとなる。
・言葉を切り詰めてやれるのはこういう感じ。
シチュエーションがいいですね😊親しさの度合いがわかるのがいいです。
元の蓮見さんの句も説明聞けば意味わかるから、いいような気もしちゃう…。
「一升瓶」から始まるのもインパクトある気がするし💦
先生の添削後の、先にマフラーが出てきて良い誤解を生むのが上級者らしいですね😊
最後はフジモンさんの俳句です。
句集完成まで残り21句です。
FUJIWARA・藤本 「初霜の駅 土産なしの帰郷」
”いつもなら実家に帰るとき手土産を持っていくが、なんらかの理由があり買わずに実家に帰った”という句。
季語【初霜】[冬]
先生からの一言「ちょっと緩い」
蓮見さんがさっきのフジモンさんと同じく「掲載決定おめでとうございます」とか言って期待させて、発表後に同じように手のひら返してました🤣
●夏井先生の解説✏️
・何がちょっと緩いかというと、なにか特別な事情があるに違いないと思うのに、調べが割と淡々としてる。
・もうちょっとだけメリハリつける。こういう時のやり方ひとつとして、切れ字を使う。
・切れ字使うと一句に背骨がスーッと立つような調べが獲得できる。
・やり方は色々あるが、この句の場合は「初霜の駅や」で詠嘆をする。
・この駅には毎回帰っているけど、まさに初めて霜が降りたこの駅だよという風に「や」の詠嘆が強く打ち出される。
・添削後『初霜の駅や 土産のなき帰郷』
・こうすると後半もピシッとして来る。
フジモンさんの元の句、字足らずですね。わざとですかね?
直しの句はピリッとしますね~。深刻さがより伝わるというか…。
シュレッダーの時、またフジモンさんが「すごいみやぞんが笑顔で(拍手してた)…」って言ってましたけど、すごいみやぞんさんのこと好きでしょ?😅
今回は村上さんいないし、俳句のこと知らない人が謎に自信満々だしちょっとツラかったです🥺
どれくらい台本なんだろ?浜ちゃんやフジモンさんはおいしいと思ってるのかな😓
ゲストは『プレバト!!』を普段から見てて、俳句に興味ある人にして欲しい…。
芸能人で出たい人たくさんいるでしょ~💦
次回は11月28日です。
蓮見さんの俳句からこちら。
カシミアタッチの大判サイズのストール🧣これなら一升瓶も余裕で包めます😋
選べる色もたくさん!エアコン対策にも😉



