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【プレバト!!俳句】9月11日<後編>夏井先生の解説と感想まとめ【俳句チャンピオン決定戦】

プレバト!!

9月11日放送の新タイトル戦『俳句チャンピオン決定戦』の詳しい解説です。

羽田空港杯、海ほたる杯のランキング結果<前編>はこちら👇

今回は、俳句チャンピオン決定戦の「羽田空港杯」 「海ほたる杯」です。

「羽田空港杯」は、

梅沢富美男さん、村上健志(フルーツポンチ)さん、森口瑤子さん、犬山紙子さん、森迫永依さん、内藤剛志さん

テレビで発表された順にいきます。
ううっ、村上さん残念…😭

フルーツポンチ・村上 「秋空に 指弾ませて 島数ふ」 5位

✒️瀬戸内海で一句
”瀬戸内海の島々を見てると何個あるんだろうと数えたくなる。数えている様子が空に指が弾んでいるようだ”という句。
季語【秋空】[秋]
梅沢さんが普通の俳句だと言ってました😅

●夏井先生の解説✏️
・愛媛県民としてあの光景を俳句にすると島を数える句はたくさん出てくる。
・語順を変えるだけで遠近感が出てくる。
・「指」に行かずに何かを弾ませる。
添削後『秋空に 弾ませ島を 数ふる指
・最後に「指」を持ってくると「秋空」と「島」と「指」と遠近感がはっきりし鮮やかになる。
・語順だけだがとても惜しかった。

途中まで何が弾んでるんだろう?と思わせて最後「指」で終わるのいいですね~。
梅沢さんが言ってたことが当たってて、島を数える句はすごくたくさんあるらしいですね💧

「羽田空港杯」は羽田空港にすべての作品が添削付きで展示されるらしくて、村上さんが「添削後のだけを僕のとして…」って言ってました🤣
うれしいようなちょっと恥ずかしいような感じですよね😅

続いては、4位の発表です。

内藤剛志 「月ぬ夜や 琉球瓦 あかくぬれ」 4位

✒️沖縄県で一句
”沖縄の瓦が月の明かりで光って雨の後のように赤く見えた”という句。
季語【月ぬ夜】[秋]:月のある夜
横尾さんが琉球瓦がもともと赤いので他のものを使ったほうが良かったと。
梅沢さんは「あかくぬれ」が雨で濡れたのか露で濡れたのか…と言ってる途中で浜ちゃんに遮られて夏井先生が呼ばれてました😅

●夏井先生の解説✏️
・おっちゃんが言おうとしてたことは案外大事なポイント。(浜ちゃんが先生が言ってくれたらいいと😅)
・「や」で詠嘆して最後に「ぬれ」が出てくるので、雨に濡れたんだろうか、露に濡れたんだろうかと思う人が多くなってしまう。
・月に濡れることを書きたいなら「月ぬ夜”に”」にすると月の夜の場所、時間という意味と、”月の夜によって”という意味も一緒に出てくる。
・「濡れ」は漢字で書いた方がいい。
添削後『月ぬ夜に 濡れて琉球赤瓦
・こうすると漢字のかたまりでひとつの物が出てくる。
・間違いなく月に濡れてこの赤が鮮やかになる。
・こうしておけば順位は大きく跳ね上がる。

内藤さんこのメンバーでこの順位はすごい!😄
しかし、この直しは高度ですね…。
つい、詠嘆を使いたくなるところを使わずに「琉球赤瓦」という名詞にまとめるのもなかなかできることじゃないです💦
”月に濡れる”って表現、詩的でかっこいいですね✨️

次は3位。

森迫永依 「血の池地獄 秋日傘と 行き違ふ」 3位

✒️別府 地獄めぐりで一句
”血の池地獄が神秘的で美しくもあり恐ろしくもあるところで、みんなが秋日傘を差して顔が見えない様子と血の池地獄の組み合わせが素敵だなと思った”という句。
季語【秋日傘】[秋]:秋に差す日傘のこと

●夏井先生の解説✏️
・よくこれを頭に持ってきた。
・「血の池地獄」というちょっとおどろおどろしいイメージに対して「秋日傘」という季語の取り合わせに個性がある。
・眼前にある光景を淡々とシンプルにていねいに描写しようとする意識を持っている。
・上五に7音を持ってきて6音、5音と展開しているが、上五が字余りになったときは、7音5音でリズムを取り戻すのが穏やかな鉄則。
添削後『血の池地獄 秋の日傘と 行き違う
・2つの「の」リズムによって調べがすーっと流れる。
・この句が森迫さんの句だとわかって復活してくれたとうれしく思った。

たしかにリズムは良くなるけど、「秋日傘」の季語がなくなってもうた…💦
この季語と「血の池地獄」が合うと思ったのに…。
取り合わせに個性があってもやっぱりリズムの方が大事なんですね。
今回の森迫さんの句、すごい好みです~😊
次回の森迫さんの句も楽しみにしてます🎵

次は2位!

森口瑤子 「石段を二百 造船の街 さやか」 2位

✒️呉で一句
”200階段を登って暑い日だったが爽やかな風が吹いていて、造船所が眼下に見えて素晴らしく爽やかないい街だな”という句。
季語【さやか】[秋]:秋の心地よい気分のこと
両城の200階段:山沿いに住宅が隣接する地区の約200段伸びる階段

●夏井先生の解説✏️
・「石段二百」と書くと石段が二百あるという事実になってしまうので、助詞の「を」はとても大事な押さえの助詞。
・「を」は時間や空間を移動していく意味を持つ助詞なので、石段を上がっているなり、降りているなりとわかる。
・先にしっかり映像が提示されていて、最後に「さやか」という映像のない皮膚感の風のような季語がたった3音出てくる。
・映像のおかげでどういう風に気持ちのいい空気があるか、はるばると見渡すような最後の着地になっている。
・よく丁寧に複雑なリズムでここまでつないできた。

爽やかな句ですね✨️
最後に「さやか」の3文字で終わるのも森口さんらしい!😉
ほんと森口さんの句は個性的ですよね。
しかし今回、レベルが高いですね~。

次は最下位。

犬山紙子 「秋光や 瀬戸にモネ来し 夢ひと日」 6位

✒️女木島で一句
”瀬戸の島々が秋の豊かな光にきらめいている様子が印象派の画家のモネが描いたかのような美しさだった。印象派の光と秋の豊かな光をかけて夢を見たような1日だった”という句。
季語【秋光】[秋]:秋らしい光景のこと
梅沢さんは詰め込みすぎだと言ってました。

●夏井先生の解説✏️
・指摘があったように少し材料が多い。
・個人的に、5位と6位が私の住んでいる瀬戸内海の光景で金使って瀬戸内海まで行ってるんだからなんとかもうちょっと詠めよと。(夏井先生怒ってました🤣)
・モネから始める。「モネの描く」とすれば絵画のイメージが出てくる。
添削後『モネの描く秋光 瀬戸の夢ひと日
・絵画のイメージのあと、実景として瀬戸が出てくる。夢ひと日という思い出が出てくる。

私にもわかりました。
凝りすぎだな~って😅
「モネ来し」とか「夢ひと日」とかわかりにくいな~と…。
犬山さんの句はおしゃれで好きなんですけどね~。

それでは1位の梅沢さん!🥳

梅沢富美男 「ひぐらしは 千の鈴なり 加賀の風」 1位

✒️金沢で一句
”ちょうど行ったらひぐらしが鳴いていて自分には鈴が鳴っているように風に乗って聞こえてきた”という句。
季語【ひぐらし】[秋]

●夏井先生の解説✏️
・何かの鳴き声を鈴に例える句はないわけではない。
・ひぐらしの鳴き声を鈴とストレートに持ってきてるが嫌な感じはない。
・「ひぐらし」「千」「鈴」「加賀」「風」と、それぞれの言葉のイメージが次の言葉にかすかに重なりながらイメージをつないでいく。
・加賀という土地の持っているよい情緒が順々に引き出されていく効果になっている。
・土地の名前をメインに置いた上で最後に「風」が出てくることで、はるばると音が響いてくる。
・この土地に行きたいなと思わせる、ひぐらしの声に耳を傾けたくなるような力がこの一句にはある。
・やはり調べは5・7・5が一番気持ちいい。

羽田空港杯」梅沢富美男さんが1位でした!👏🎉

5・7・5はやっぱり強いですね!
安定感ありますね~。
でも、「羽田空港杯」全体的にレベル高いと思いました。(村上さんと犬山さんは怒られてましたが😅)

ここで、テレビのナレーションで「俳句チャンピオン決定戦1つめは…」と言っていて、全部で8つの枠があったんですけど…。
今日2つやったわけだから、あと6個こういうのがあるってことですよね?
1回の放送で2つの「なんとか杯」をやるとして、これから季節ごとにやっていくんでしょうか?
っていうか、スタジオに飾ってある優勝者の自画像はどうなるんだろ?8枚?😅

「海ほたる杯」は、

藤本敏史(FUJIWARA)さん、横尾渉(Kis-My-Ft2)さん、中田喜子さん、皆藤愛子さん、蓮見翔(ダウ90000)さん、三宅香帆さん

テレビで発表された順にいきます。
まずは4位から。

FUJIWARA・藤本 「眼下に海ほたる 月は目の高さ」 4位

”夜に飛行機に乗ってて羽田空港に着く前に下を見たら海ほたるが見えてきれいだった”という句。
季語【】[秋]
村上さんとフジモンで順位が1個上だとか飾られるとか飾られないとかケンカしてました😅

●夏井先生の解説✏️
・描こうとしている光景はいい。
・「海ほたる」と「月」という組み合わせで広い空間を描けている。
・もっと効果的にするための考え方がある。
・「海ほたる」の後にすぐ「月」とあるがこの距離を離すだけで空間がもっと広くなる。
添削後『月は目の高さ 眼下に海ほたる
・「月は目の高さ」でほとんどの人は飛行機に乗っているとわかる。
・位置がこれだけ離れることで空間が広がる。単純な言葉のマジック。

フジモンが「飛行機の句だから羽田空港の方に飾られないか…」って言ってました🤭

たしかに入れ替えただけで違う~!🙀
明らかに添削後の方がいい!👍️
添削後の方が飛行機に乗ってるってわかりやすいし。
もったいなかったですね~。
フジモンが6人中4位って「海ほたる杯」もレベル高いですね。

次は5位。

三宅香帆 「白秋の波光 たゆたふ掛けうどん」 5位

”海ほたるで海を目の前にして掛けうどんを食べて海が光っているのがきれいだった”という句。
季語【白秋】[秋]
たゆたう:ゆらゆらと動いて定まらない様子
蓮見さんが「サービスエリアでうどんがどれくらいイメージあるのかな」と言ってました。

●夏井先生の解説✏️
・光景を描写することを意識しているのは伝わってくる。
・「たゆたう」がどちらについているのか。
・俳句は縦1行に書くので「波光たゆたふ」となると波光は普通そうなのでいらない。
・「たゆたう」が「掛けうどん」の方にかかるなら、多少大袈裟な感じ。
・海ほたる杯を考えた時「掛けうどん」でどこまで思っていただけるか。香川県かと思ってしまう。

ここでハッとしたフジモンが、
「いけるんじゃない?羽田空港」と🤣

・やり方はここから色々ありすぎるので「掛けうどん」に関東らしさを出してみる。
添削後『白秋の波光 出汁濃きかけうどん
添削後『白秋の波光 味濃きかけうどん
添削後『白秋の 東京湾のかけうどん
・やり方は色々あるのでぜひ試して欲しい。

”たゆたう”がな~…。
ナレーションで言ってましたが、うどんの麺がたゆたうのかと思ったら湯気のことだったんですね。
詩的な表現ですけど夏井先生からは少し大袈裟だと言われてましたね。
なんか「たゆたふ」使いたいだけなんじゃ?とか思っちゃったり…😅

お次は最下位です😢

皆藤愛子 「海ほたる着 秋気は放課後の香」 6位

”中学高校が幕張で海ほたるについた瞬間、海の懐かしい香りがして午後になると学校にその香りがしていた。向かいを見たら幕張の街が見えた”という句。
季語【秋気】[秋]

●夏井先生の解説✏️
・「海ほたる着」と書いてあるので今着いたと読み手は思う。
・「放課後の香」とあるので時間的にどう読めばいいのか、読み手は語順で迷い始める。
・この場合は「放課後」からにする。
・音数調整の関係で「放課後の香なり」として、放課後のにおいだと言い切る。
添削後『放課後の香なり 秋気の海ほたる
・こうするとリズムも良くなりあなたの言いたいことに言葉が寄ってくる。

シチュエーションはすごいいいと思うんですけどね~。
たしかに、あれ?今海ほたるにいるんだよね?ってなりますね💧
んー、でも海の香りで色々なことを思い出す句ってたくさんありそうですよね…。

次は3位です。

ダウ90000・蓮見 「わナンバーの サイドミラーを 秋の海」 3位

”免許取り立てでレンタカーで行ってる時に、運転に余裕はない中、サイドミラーを見た時に海が見えてきれいだった”という句。
季語【秋の海】[秋]
ここで浜ちゃんが残り2人で横尾さんがめっちゃ緊張しているのを見てイジってました😁

●夏井先生の解説✏️
・とてもそつなく綺麗にできた。
・上五を”レンタカー”としても意味は変わらないが、「わナンバー」とやるとナンバープレートを映像が捉える。
・カメラが動いていって中に入っていくと運転席のサイドミラーが映る。
・映画のワンシーンみたい。
・強く褒めたいのは「を」という助詞。
・「を」は移動していくことを意味する助詞。「秋の海」が小さな鏡の中で動いていっている。
・もし「に」とした瞬間車は止まってしまう。
・句としての出来は上々。直しはいらない。

やっぱり!
蓮見さんの句はいつもドラマっぽくて、映像を切り取ったみたいって思ってたんですよ~😆
このメンバーで3位は大健闘ですね😉

残りが1位か2位なので、中田さんが「最近ホントだめだったからうれしい!」とめっちゃうれしそうでした😄

中田喜子 「秋燕 海ほたるまで 下りてこよ」 2位

”燕が南へ渡っていく時に「ツバメさん、疲れていませんか?海ほたるで一休みしませんか?」”という句。
季語【秋燕】[秋]

●夏井先生の解説✏️
・頭上を帰っていく「秋燕」に向かって呼びかけるという発想が他の人には全くなかったので読んだ瞬間こう来たかと思った。
・ちょっとだけ変えるとこれが1位だった。
・「秋燕」と「海ほたる」という固有名詞が近くにある。
・「海ほたる」から始める。「こ」は「来」と漢字で書いた方が印象がしっかりする。
添削後『海ほたるまで 下りて来よ 秋燕
・何に向かって呼びかけているんだろうと上を見る。
・大きな空間に秋燕がぴゅーんと飛び込んでくる。
・こうした方が季語がしっかり見えてくる。
・これをやってくれていたら迷わず1位にした。

ほんわかする句ですね😌
もうずーっと中田さん調子が悪い印象しかなくて…、今回2位でびっくりしました。(すみません😅)
今回、村上さんやフジモンの句も空間や距離を広くするために語順を入れ替えてましたね。
視線の動かし方を意識して作ることも大事なんですね~。

最後は1位の横尾さんです🥳

Kis-My-Ft2・横尾 「潮風眩し 金秋のアジフライ」 1位

”海ほたるを使って房総の方に黄金のアジフライを食べに行った。黄金を結びつけるために「金秋」という季語を使った”という句。
季語【金秋】[秋]:広く秋全体を指す言葉

●夏井先生の解説✏️
・全体の調べは7・5・5と破調だが内容に見合ったものになっていて逆に調べも味方につけている。
・アジも季語だが「金秋の」と性格付けされているので「金秋」が主たる季語だと技術的にできている。
・おいしいものを食べるとホッとするということ。

海ほたる杯キスマイ横尾さんが1位でした!🎊👏

安定の横尾さんですね~。
横尾さんは食べ物を食べに行った俳句がほんと多いですね。
横尾さんらしいっちゃらしいですけど個性的な俳句も見たいなーと😅

今回の「俳句チャンピオン決定戦」は少ない人数で2つやりましたけど、いつもの大人数でわいわいやる方が好きかな…🙄
下剋上!ってなるのもおもしろいし、人数が多いとやっぱり盛り上がりますしね。
下の方の順位はテレビで発表されないスリルがあるし😜
これからどんな風にタイトル戦やるのか楽しみにしてます。

次回は9月25日です。

横尾さんの句からこちら。
房総のじゃないけどアジフライです🐟️
食べたい分だけ取り出せて冷凍のまま揚げるだけ😋